かつてＳＫ、サムソンで活躍した外国人選手ティルスン・ブリトー内野手が、19日ハンファへ電撃入団した。契約金は3万ドル（約320万円）、年俸は9万6000ドル（約1030万円）。韓国プロ野球で外国人選手が３球団目でプレーすることになったのは、ブリトーが史上初。これによって、マーク・スミス外野手（元ヤクルト）は退団することとなった。スミスは今季ハンファに入団し、これまで30試合に出場、打率.220、6本塁打、19打点と期待にこたえる活躍ができなかった。
ブリトーは2000年にＳＫへ入団し、2002年サムソンへ移籍し中距離打者として活躍し、サムソンの韓国シリーズ制覇に貢献した。2004年ＳＫに復帰したが、8月5日のサムソン戦（仁川・文鶴）でホッジス（現在は日本プロ野球・東北楽天に在籍）が背中に投げたボールが原因で、試合中に相手のダッグアウトへ乱入する前代未聞の乱闘事件を起こし、ブリトーを含む両チーム合計5名が退場処分を受けた。今季ブリトーはメキシカンリーグ・ベラクルーズで打率.353、7本塁打の好成績を残していた。ハンファでは手薄なショートでの活躍が期待される。22日ごろ韓国へ入国し、27日のロッテ戦から出場する予定。
