ハンファ 9−5 現代 (水原)
(勝)キム・ヘニム 3勝 (セーブ)クォン・ジュンホン 1勝9S (負)マ・イリョン 2勝2敗
(本塁打)ハンファ : イ・ヨンウ 8号
ハンファは1回表、現代の先発マ・イリョンからデービスのタイムリーで1点を先制すると、2回表にはイ・ボムホのタイムリーなどで2点を追加し、四球を連発していたマ・イリョンはこの回途中で交代する。現代の2番手イ・デファンは3回表、ハンファにイ・ヨンウ自身初となるランニングホームランなどが出て4点をさらに奪い、4回表にはダメ押しとなるタイムリーをチャン・ジョンフン(史上最多の通算335本塁打を記録)が打ち、2点を取りハンファは9−0と首位現代を圧倒する。
4回裏現代は、ハンファの先発キム・ヘニムからパク・チンマンのタイムリーなどで2点を、5回裏には現在打撃部門三冠王のブランボウのタイムリーで1点を返す。6回裏キム・ヘニムは現代にさらに1点を返され、マウンドを降りる。7回裏現代はハンファの3番手マ・ジョンギルからイ・スンヨンのタイムリーで1点を返し9−5と4点差に迫る。だが最後は守護神クォン・ジュンホンが抑え、ハンファが首位現代に勝利した。現代は主砲シム・ジョンスの戦線離脱後、元気なく3連敗となった。
トゥサン 9−4 LG (ソウル・蚕室)
(勝)チョン・ソンフン 1勝1敗1S (負)チャン・ムンソク 5勝2敗
(本塁打)LG : パク・ヨンテク 10号 トゥサン : チャン・ウォンジン 5号
トゥサンは1回表、LGの捕手チョ・インソンのエラーもあって1点を先制する。LGは2回裏、トゥサンの先発チョン・ビョンドゥからパク・ヨンテクの本塁打で同点に追いつくが、5回表トゥサンはLGの先発チャン・ムンソクからチョン・サンヨルのタイムリーで1点を勝ち越す。
リードしたトゥサンは早めの継投策で6回裏に2番手イ・ヒェチョンを投入するが、これが裏目に出てLGにチャンスを作られると、代わった3番手チョン・ソンフンがキム・ジェヒョンにタイムリーを打たれ2−2の同点に追いつかれる。7回表トゥサンは、チョン・サンヨルの2打席連続タイムリーで1点を勝ち越すと、8回表にはLG中継ぎ陣を打ち崩し、チャン・ウォンジンの3ランなどで一気に6点を奪う。
LGはトゥサンの4番手チョン・ジェフンから8回裏、9回裏に1点ずつを奪ったが、反撃もここまでだった。チョン・ソンフンは6回裏のピンチを防げなかったが、その後しっかりと抑え今季初勝利をあげた。同じ本拠地同士のソウルダービーは、トゥサンが勝利し3位に浮上した。
SK 12−3 キア (光州)
(勝)チョン・デヒョン 2勝1敗 (負)リオス 5勝3敗
(本塁打)SK : パク・キョンワン 18号、チェ・ジョンボム 2号、チョン・ギョンベ 6号、イ・ホジュン 10号
SKは2回表、キアの先発リオスから正捕手パク・キョンワンのタイムリーで1点を先制すると、この回もう1点を奪う。5回表SKはチョン・ギョンベのタイムリーで1点を追加するが、その裏キアはチャン・ソンホとシム・ジェハクのタイムリーで2点を奪い、SKの先発チェ・チュンモをノックアウトする。だが2番手で登板したチョン・デヒョンはキアに同点を許さなかった。
だが6回表、SKはキム・ミンジェのタイムリーなどで2点を追加し、リオスをノックアウトする。そして7回表にはパク・キョンワンの16試合ぶりとなる2ランとチェ・ジョンボムの2ランで4点、8回表にはチョン・ギョンベとイ・ホジュンの本塁打で2点を追加し、大量リードを奪う。キアは7回裏に1点を返すのが精一杯で、9回表にはSKにもう1点を追加され、大敗を喫してしまった。中継ぎでリードを守ったチョン・デヒョンが今季2勝目をあげた。
ロッテ 2−2 サムソン (大邱)
(勝)カブレラ 2勝2敗 (負)パク・チチョル 4勝2敗
(本塁打)サムソン : キム・ジョンフン 2号
4回表、ロッテはサムソンの先発ペ・ヨンスからイ・デホのタイムリーで1点を先制すると、パク・キヒョクの犠牲フライで1点を追加する。ロッテの先発チュ・ヒョングァンに抑えられていたサムソンは、6回裏キム・ジョンフンの本塁打で1点を返すと、さらに主砲ヤン・ジュンヒョクのタイムリーで同点に追いつく。
その後は両チーム勝ち越し点をあげられず、同点のまま試合は延長に突入する。ロッテはイム・ギョンワンとソン・ミンハン、サムソンはイム・チャンヨンと抑えの切り札を投入し必勝体制をとるが、延長12回を終えても2−2の同点のままだったため、規定により引き分けとなった。