DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン(10.3) 結果

KT連勝で準プレーオフ進出

2024年 ワイルドカード決定戦 第2戦

 

KT 1-0 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)ベンジャミン 1勝  (セーブ)パク・ヨンヒョン 1S  (敗)イ・ビョンホン 1敗

 

 第1戦はKTが勝利したワイルドカード第2戦は、トゥサンの本拠地・蚕室野球場で盛大に始まった。勝った方が準プレーオフへ進出することになっていた。

 

 KTは1回表にトゥサンの先発チェ・スンヨンから3番チャン・ソンウがヒットで出塁したがチャンスは拡大しなかった。トゥサンは3回裏にKTの先発ベンジャミンから8番キム・ギヨンがチーム初ヒットで出るがチャンスは拡大しなかった。KTは5回表に6番オ・ユンソク、8番ペ・ジョンデのヒットでチャンスを作り、ここでトゥサンは2番手イ・ヨンハを登板させるが9番シム・ウジュンへの四球で満塁となった。しかしさらに代わったトゥサンの3番手イ・ビョンホンは無失点に抑えた。

 トゥサンは5回裏に先頭の5番ヤン・ソックァンがヒットで出ると二塁へ進み、7番ホ・ギョンミンのヒットで生還するかと思いきや外野からの送球で本塁にて刺殺され、無得点に終わった。KTは6回表にイ・ビョンホンから先頭の2番ロハス(元阪神)が二塁打で出て三塁へ進むと、4番カン・ベッコのタイムリーで1点を先制した。KTは7回表にトゥサンの4番手キム・ガンニュルからペ・ジョンデのヒット、途中出場の1番チョン・ジュニョンへの四球でチャンスを作るも、代わったトゥサンの5番手の高卒新人キム・テギョンは追加点を与えなかった。ベンジャミンは7回裏まで無失点に抑えた。

 KTは8回表に4番カン・ベッコがヒットで出て二塁へ進むも追加点を奪えなかった。KTの2番手コ・ヨンピョは8回裏を無失点に抑えた。KTは9回表にペ・ジョンデがヒットで出るも追加点を奪えなかった。KTの3番手パク・ヨンヒョンは9回裏を無失点に抑え、KTが完封リレーで勝利し、連勝で10月5日からのLGとの準プレーオフへ進出した。なお、本格的に10球団へ拡張された2015年から導入されたワイルドカード決定戦で、レギュラーシーズン5位のチームが準プレーオフへ進出したのは今回が初となった。KT打線ではペ・ジョンデが3安打と活躍。

パク・ヨンヒョン(KT)は9回裏を無失点に抑え勝利に貢献 https://www.sportsseoul.com/news/read/1465985?

 なお、レギュラーシーズン4位ながら初めて準プレーオフへ進出できなかったトゥサンは、2年連続でのワイルドカード決定戦での敗退となった。ワイルドカードでは2試合連続で無得点と打線が完全に沈黙した。

 

 勝った方がサムソンとのプレーオフ(10月13日に第1戦を予定)に進出する準プレーオフ第1戦:KT-LGは、LGの本拠地・蚕室野球場で10月5日14時から開始される。 

 

(文責:ふるりん