DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン(10.22) 結果

キウムがLGとのプレーオフ進出

2022年 準プレーオフ 第5戦


KT 3-4 キウム  (ソウル・高尺)
(勝)アン・ウジン 1勝  (セーブ)キム・ジェウン 1S  (敗)ベンジャミン 1勝1敗

本塁打) KT : アルフォード 1号  キウム : ソン・ソンムン 1号

 対戦成績が2勝2敗で、勝ったチームがLGツインスとのプレーオフへ進出する準プレーオフ第5戦は、キウムヒーローズの本拠地・高尺スカイドームで始まった。

 KTは1回表にキウムの先発アン・ウジンから1番ペ・ジョンデがヒットで出ると3番アルフォードのタイムリーで1点を先制した。キウムは1回裏にKTの先発ベンジャミンから2番イ・ヨンギュが四球で出るも3番イ・ジョンフが併殺打に倒れた。キウムは2回裏に5番プイーグが二塁打で出ると、7番チョン・ビョンウのタイムリーで1-1の同点に追いついた。KTは3回表に3番アルフォードの本塁打で1点を勝ち越した。

 キウムは3回裏にイ・ヨンギュのヒット、イ・ジョンフへの故意四球、4番キム・ヘェソンの内野安打で満塁とするも無得点に終わった。キウムは4回裏に7番イ・ジヨンが二塁打でチャンスを作ると、9番ソン・ソンムンの本塁打で3-2と逆転した。キウムは5回裏にイ・ヨンギュとキム・ヘェソンのヒット、プイーグへの四球で満塁とすると、相手の暴投で1点を追加した。KTは6回表にアルフォードと4番パク・ピョンホの連打でチャンスを作るも無得点だった。

 キウムの2番手ヨキシュは8回表途中まで無失点に抑えるが、KTはこの回代わったキウムの3番手ヤン・ヒョンからアルフォードがヒットで出ると、5番チャン・ソンウのタイムリーで1点を返した。KTの2番手オム・サンベクは8回裏途中まで追加点を与えず、3番手の大卒新人パク・ヨンヒョンも追加点を与えなかった。キウムの4番手キム・ジェウンは9回表まで無失点に抑え、キウムが勝利し準プレーオフで3勝目をあげプレーオフ進出を決めた。先発アン・ウジンは6回2失点に抑え、プロ5年目にしてポストシーズンでの先発初勝利を記録した。

6回2失点で勝利投手となったアン・ウジン(キウム) https://sports.news.naver.com/news?oid=311&aid=0001515613

 

 敗れたKTは先発ベンジャミンが5回4失点で降板した。KT打線ではアルフォードが4安打1本塁打2打点と活躍。2021年韓国シリーズで初優勝したKTはカン・ベッコなどが故障し6月までは勝率5割以下と出遅れ、7月以降に追い上げたもののレギュラーシーズン最終戦でキウムと同率3位に並び、直接対決で負け越したためポストシーズンはキアとのワイルドカード決定戦から出場し勝利するものの、準プレーオフでまたもキウムに勝てず韓国シリーズ連覇はならなかった。

 

 レギュラーシーズン2位のLGと準プレーオフ勝者のキウムの対戦となったプレーオフ第1戦は、10月24日18時半よりLGの本拠地・蚕室野球場で開始される。

 

(文責:ふるりん