DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(3.23) 結果

NCサヨナラ勝ち

 3月23日、2024年レギュラーシーズンが開幕した。

 

ハンファ 2-8 LG  (ソウル・蚕室)

(勝)エンス 1勝  (敗)リュ・ヒョンジン 1敗

 LGは2回裏にハンファの先発リュ・ヒョンジンから9番シン・ミンジェのタイムリーで2点を先制した。ハンファは3回表にLGの先発の新外国人エンス(元埼玉西武)から2番の新外国人ぺルラザの韓国初打点となるタイムリーで1点を返し、4回表に9番チェ・ジェフンへの押し出しの死球で2-2の同点に追いついた。LGは4回裏に1番パク・ヘミンと2番ホン・チャンギのタイムリーで3点を勝ち越し、5回裏にハンファの2番手イ・テヤンから7番パク・トンウォンの内野ゴロの間に1点を追加した。ハンファの3番手キム・ギジュンは6回裏途中で4番手ハン・スンヒョクに交代した。

 LGの2番手キム・ジンソンは7回表を無失点に抑えた。LGは7回裏にハンファの5番手イ・ミヌからシン・ミンジェのタイムリーで1点を追加し、3番手パク・ミョングンは8回表を無失点に抑えた。LGは8回裏にハンファの6番手ハン・スンジュから4番オースティンのタイムリーで1点を追加した。LGの4番手イ・ウチャンは9回表を無失点に抑え、LGが開幕戦でシーズン初勝利をあげた。6回を2失点に抑えたエンスは韓国初勝利。LG打線ではシン・ミンジェが3打点と活躍。ハンファでは2012年以来の韓国での登板となった先発リュ・ヒョンジンが4回途中5失点で降板した。

 

 

サムソン 6-2 KT  (水原)

(勝)オ・スンファン 1勝  (敗)パク・ヨンヒョン 1敗

本塁打) サムソン : カン・ミンホ 1号  KT : ロハス 1号

 サムソンは2回表にKTの先発クエバスから5番カン・ミンホの本塁打で1点を先制した。KTは3回裏にサムソンの先発の新外国人コナーから1番ペ・ジョンデのタイムリーで1-1の同点に追いつき、4回裏に3番の新外国人ロハスの韓国では2020年10月以来となる本塁打で2-1と逆転した。KTの2番手ウ・ギュミンは6回表から登板した。サムソンは7回表にKTの3番手イ・サンドンからチャンスを作ると、KTの4番手チュ・グォンから1番キム・ジチャンのタイムリーで2-2の同点に追いついた。サムソンの2番手イム・チャンミンは7回裏を無失点に抑えた。

 KTの5番手ソン・ドンヒョンは8回表、サムソンの3番手キム・ジェユンは8回裏を無失点に抑え、試合は延長戦に突入した。サムソンは10回表にKTの6番手パク・ヨンヒョンから代打キム・ヒョンジュンと7番リュ・ジヒョクへの押し出しの四球で2点を勝ち越すと、代わったKTの7番手カン・ゴンから9番キム・ヨンウンの2点タイムリーで突き放した。サムソンの4番手オ・スンファン(元阪神)は10回裏まで無失点に抑え、サムソンが開幕戦でシーズン初勝利をあげた。KTでは打線がつながらなかった。

 

 

ロッテ 3-5 SSG  (仁川)

(勝)キム・グァンヒョン 1勝  (セーブ)ムン・スンウォン 1S  (敗)ウィルカーソン 1敗

本塁打) ロッテ : キム・ミンソン 1号  SSG : ハン・ユソム 1号、チェ・ジョン 1号

 SSGは1回裏にロッテの先発ウィルカーソン(元阪神)から4番ハン・ユソムの本塁打で2点を先制した。ロッテは3回表にSSGの先発キム・グァンヒョンから8番キム・ミンソンのLGからの移籍後初本塁打、4番チョン・ジュヌのタイムリーで2-2の同点に追いついた。SSGは3回裏に3番チェ・ジョンの本塁打で2点を勝ち越した。ロッテは5回表に5番ノ・ジンヒョクのタイムリーで1点を返した。SSGの2番手オ・ウォンソクは6回表を無失点に抑えた。ロッテの2番手チェ・ジュニョンは6回裏から登板した。SSGの3番手コ・ヒョジュンは7回表途中で4番手ノ・ギョンウンに交代した。

 SSGは7回裏にロッテの3番手イム・ジュンソプからチャンスを作ると、代わった4番手キム・サンスからチェ・ジョンのタイムリーで1点を追加した。ロッテの5番手チェ・イジュンは追加点を与えなかった。SSGの5番手ムン・スンウォンは9回表を無失点に抑え、SSGが開幕戦でシーズン初勝利をあげた。5回を3失点に抑えたキム・グァンヒョンはシーズン初勝利。SSG打線ではチェ・ジョンが1本塁打3打点と活躍。ロッテでは先発ウィルカーソンが5回4失点で降板した。

 

 

トゥサン 3-4 NC  (昌原)

(勝)イ・ヨンチャン 1勝  (敗)チョン・チョルォン 1敗

本塁打) NC : クォン・ヒィドン 1号

 トゥサンは2回表にNCの先発の新外国人ハートから8番パク・チュニョンの2点タイムリーで先制した。トゥサンの先発アルカンタラ(元阪神)は6回裏まで無失点に抑えた。NCは7回裏にトゥサンの2番手の高卒新人キム・テギョンから6番キム・ソンウクの内野ゴロの間に1点を返すと、9番キム・ジュウォンのタイムリーで2-2の同点に追いついた。トゥサンは8回表にNCの2番手イム・ジョンホからチャンスを作ると、代わったNCの3番手リュ・ジヌクから3番ヤン・ウィジのタイムリーで1点を勝ち越した。NCは8回裏にトゥサンの3番手キム・ミョンシンから2番クォン・ヒィドンの本塁打で3-3の同点に追いついた。

 トゥサンの4番手パク・チグクは無失点に抑えた。NCの4番手イ・ヨンチャンは9回表2死から登板した。NCは9回裏にトゥサンの5番手チョン・チョルォンから4番の新外国人デビッドソン(元広島)のタイムリーでサヨナラ勝ちし、シーズン初勝利をあげた。イ・ヨンチャンは打者に投げる前に牽制で一塁走者を刺してアウトをとり攻撃を終了させたため、プロ野球史上初となる打者に投げずに勝利投手となった。NC打線では5番パク・コヌが3安打と活躍。トゥサンでは打線がつながらなかった。

打者に一球も投げずに勝利投手となったイ・ヨンチャン(NC) https://www.osen.co.kr/article/G1112300178

 

 

キウム 5-7 キア  (光州)

(勝)クロウ 1勝  (セーブ)チョン・ヘヨン 1S  (敗)フラード 1敗

本塁打) キウム : チェ・ジュファン 1号  キア : チェ・ウォンジュン 1号

 キウムは2回表にキアの先発の新外国人クロウから4番チェ・ジュファンのSSGからの移籍後初打点となる初本塁打で2点を先制した。キアは1回裏にキウムの先発フラードから4番チェ・ヒョンウ、5番キム・ソンビン、7番ファン・デインのタイムリーで5-2と逆転した。キアは4回裏に9番チェ・ウォンジュンの本塁打、3番ソクラテスのタイムリーで2点を追加した。キウムの2番手の高卒新人ソン・ヒョンギは5回裏に追加点を与えなかった。キウムは6回表に5番キム・ヒィジプと6番キム・ドンホンのタイムリーなどで3点を返した。

 キアの2番手クァク・トギュは6回表途中から登板した。キアの3番手チョン・サンヒョンは7回表を無失点に抑えた。キウムの3番手の高卒新人チョン・ジュンピョは7回裏まで追加点を与えなかった。キアの3番手チェ・ジミンは8回表を無失点に抑えた。キウムの4番手の高卒新人キム・ヨンジュは8回裏に追加点を与えなかった。キアの4番手チョン・ヘヨンは9回表を無失点に抑え、キアが開幕戦でシーズン初勝利をあげた。6回途中まで4失点に抑えたクロウは韓国初勝利。キウムでは先発フラードが4回7失点で降板した。

 

(文責 : ふるりん