DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン(10.30) 結果

NC、プレーオフ第1戦で勝利

2023年 プレーオフ 第1戦


NC 9-5 KT  (水原)
(勝)フェディ 1勝  (敗)クエバス 1敗

本塁打) NC : オ・ヨンス 1号  KT : ムン・サンチョル 1号、ペ・ジョンデ 1号

 

 レギュラーシーズン2位のKTと準プレーオフ勝者のNCによるプレーオフ第1戦は、水原KTウィズパークにて開始された。

 

 NCは1回表にKTの先発クエバスから1番ソン・アソプと2番パク・ミヌの連打でチャンスを作ると、4番マーティンの犠牲フライで1点を先制した。KTは2回表に7番オ・ヨンスのポストシーズン本塁打で1点を追加し、3回表に相手のエラーでチャンスを作ると3番パク・コヌと5番クォン・ヒィドンのタイムリーで2点を追加した。KTは3回裏に7番ムン・サンチョルのチーム初安打となる本塁打で1点を返し、8番ペ・ジョンデがヒットで続くもそれ以上得点できなかった。KTは4回表に8番キム・ヒョンジュンが四球で出ると暴投でチャンスが拡大し、ソン・アソプのタイムリーで1点を追加しクエバスをノックアウトした。NCは代わったKTの2番手オム・サンベクからパク・コヌのタイムリー、さらに代わったKTの3番手イ・サンドンからクォン・ヒィドンのタイムリーで計3点を追加した。

オ・ヨンス(NC)は3安打1本塁打3打点 https://www.yna.co.kr/view/PYH20231030197200013?input=1196m

 

 NCは5回表にKTの4番手ソン・ドンヒョンから先頭のオ・ヨンスとソン・アソプがヒットで出るも無得点だった。KTは5回裏にムン・サンチョルの四球、代打イ・ホヨンのヒットでチャンスを作るも無得点だった。KTの5番手チュ・グォンは6回表、5番手パク・ヨンヒョンは7回表に追加点を与えなかった。KTは7回裏にNCの2番手キム・ヨンギュから5番チャン・ソンウと代打オ・ユンソクの連打でチャンスを作るも、8番ペ・ジョンデが併殺に倒れた。NCは8回表にKTの6番手キム・ヨンヒョンからパク・コヌがヒットで出るも無得点だった。KTは8回裏にNCの3番手リュ・ジヌクから代打キム・ミンヒョクがヒットで出るも1番キム・サンスは併殺に倒れた。

 NCは9回表にKTの7番手キム・ミンからクォン・ヒィドンと途中出場の6番ト・テフンの連打でチャンスを作ると、オ・ヨンスのタイムリーで1点を追加した。KTは9回裏にNCの4番手キム・シフンから4番パク・ピョンホと途中出場の6番チョン・ジュニョンのヒット、ムン・サンチョルへの四球で満塁とすると、代わったNCの5番手イ・ヨンチャンからペ・ジョンデの満塁本塁打で4点を返した。しかし反撃もここまでで、NCがプレーオフ第1戦で勝利しワイルドカード決定戦、準プレーオフを通じて5連勝となった。6回を1失点に抑え奪三振12個を記録したフェディはポストシーズン初勝利。NC打線ではクォン・ヒィドンが3安打3打点、オ・ヨンスが3安打1本塁打2打点、ソン・アソプが3安打1打点と活躍。KTでは先発クエバスが4回途中7失点で降板し、打線もチャンスを生かせなかった。

 

 プレーオフ第2戦は10月31日18時半から水原KTウィズパークで開始され、予告先発投手はKTがベンジャミン(※29試合・15勝6敗・防御率3.54)、NCがシン・ミンヒョク(※29試合・5勝5敗・防御率3.98)と発表された。

※は2023年レギュラーシーズンの成績。

 

(文責 : ふるりん