DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(4.1) 結果

 4月1日、2023年レギュラーシーズンが開幕した。全5試合で入場券が完売(10万1850枚)となった。開幕戦の入場券完売は2012年以来11年ぶり。

 

ハンファ 2-3 キウム  (ソウル・高尺)

(勝)ムン・ソンヒョン 1勝  (敗)チャン・シファン 1敗

 キウムは3回裏にハンファの先発スミス(元埼玉西武)からチャンスを作ると、代わったハンファの2番手イ・テヤンから4番の新外国人ラッセルの2020年10月以来の打点となるタイムリーで2点を追加した。ハンファの3番手チョン・ウラムは5相浦、キウムの先発アン・ウジンは6回表まで無失点に抑えた。ハンファの3番手チョン・ウラムは5回裏に追加点を与えなかった。キウムの先発アン・ウジンは6回表まで無失点に抑えた。ハンファの4番手ユン・サンフムは6回裏に追加点を与えなかった。ハンファは7回表にキウムの2番手キム・テフンから相手のエラーで1点を返した。ハンファの5番手カン・ジェミンは7回裏に追加点を与えなかった。

 ハンファは8回表にキウムの3番手ウォン・ジョンヒョンから相手のエラーで2-2の同点に追いつき、6番手キム・ボムスは8回裏を無失点に抑えた。キウムの4番手キム・ジェウンは9回表、ハンファの7番手チュ・ヒョンサンは9回裏を無失点に抑え、試合は延長戦に突入した。キウムの5番手ムン・ソンヒョンは10回表を無失点に抑えた。キウムは10回裏にハンファの8番手チャン・シファンから6番イ・ヒョンジョンのLGからの移籍後初打点となるタイムリーでサヨナラ勝ちした。キウム打線ではラッセルが3安打2打点と活躍。一方ハンファのチャン・シファンは2020年8月から自身19連敗でプロ野球記録を更新した。ハンファ打線では5番ノ・シファンが3安打と活躍。

 

 

ロッテ 10-12 トゥサン  (ソウル・蚕室)

(勝)チェ・ジガン 1勝  (敗)ムン・ギョンチャン 1敗

本塁打) ロッテ : チョン・ジュヌ 1号  トゥサン : キム・ジェファン 1号、ロハス 1号

 トゥサンは1回裏にロッテの先発ストレイリーから3番の新外国人ロハスの内野ゴロの間に1点(韓国初打点)を先制すると、5番ヤン・ウィジのNCからの移籍後初打点となるタイムリーで2点を追加した。ロッテは2回表にトゥサンの先発の新外国人アルカンタラ(元阪神)から5番チョン・ジュヌの本塁打で1点を返し、4回表に1番アン・グォンスのトゥサンからの移籍後初打点となるタイムリー、2番アン・チホンのタイムリーで4-3と逆転した。ロッテは5回表にトゥサンの2番手キム・ミョンシンからチャンスを作ると、代わったトゥサンの3番手イ・ヒョンボムからアン・チホンへの押し出しの死球、3番レックスのタイムリーで3点を追加した。

 ロッテは6回表に相手の送球判断ミスで1点を追加し、2番手の高卒新人イ・テヨンは6回裏を無失点に抑えた。トゥサンの4番手コ・ボンジェは7回表に追加点を与えなかった。トゥサンは7回裏にロッテの3番手の高卒新人イ・ジンハからチャンスを作ると、代わったロッテの4番手キム・ドギュから9番イ・ユチャンの犠牲フライで1点を返すと、さらに代わったロッテの5番手キム・サンスからロハスのタイムリーでさらに1点を返し、さらに代わったロッテの6番手ク・スンミンから4番キム・ジェファンの本塁打で8-8の同点に追いついた。トゥサンの5番手チョン・チョルォンは8回表を無失点に抑え、トゥサンは8回裏に相手の送球判断ミスで9-8と逆転した。

 ロッテは9回表にトゥサンの6番手ホン・ゴンヒィからアン・グォンスのタイムリーで9-9の同点に追いつき、7番手イ・ミンソクは9回裏途中まで無失点に抑え試合は延長戦に突入した。トゥサンの7番手パク・チグクは10回表まで無失点、ロッテの8番手キム・ウォンジュンは10回裏まで無失点に抑えた。ロッテは11回表にトゥサンの8番手イ・ビョンホンからレックスのタイムリーで1点を勝ち越した。トゥサンの9番手チェ・ジガンは追加点を与えなかった。トゥサンは11回裏にロッテの9番手ムン・ギョンチャンからロハスの韓国初本塁打で逆転サヨナラ勝ちし、イ・スンヨプ新監督(元オリックス)は初勝利となった。チェ・ジガンはプロ2年目にして初勝利。トゥサン打線ではロハスが1本塁打5打点、1番チョン・スビンが3安打と活躍。ロッテ打線ではレックスが4安打3打点、アン・グォンスが3打点と活躍。

11回裏の逆転サヨナラ本塁打など5打点のロハス(トゥサン) https://www.sportsseoul.com/news/read/1301518?



 

 

LG 6-11 KT  (水原)

(勝)ベンジャミン 1勝  (敗)ケリー 1敗

本塁打) KT : カン・ベッコ 1号、アルフォード 1号

 KTは1回裏にLGの先発ケリーから3番アルフォードのタイムリーで2点を先制し、3回裏に2番カン・ベッコの本塁打で1点を追加した。LGは6回表にKTの先発ベンジャミンから1番ソ・ゴンチャンのタイムリーで1点を返した。KTは6回裏にアルフォードの本塁打で1点を追加すると、代わったLGの2番手の高卒新人パク・ミョングンから代打キム・ジュンテのタイムリー、9番キム・サンスのサムソン移籍後初打点となるタイムリーでさらに3点、さらに代わったLGの3番手チン・ヘスからカン・ベッコのタイムリーなどでまた3点を追加した。KTの2番手イ・チェホは7回表途中で3番手パク・セジンに交代した。

 LGの4番手ユ・ヨンチャンは7回裏に追加点を与えなかった。LGの5番手ソン・スンギは8回裏に追加点を与えなかった。LGは9回表にKTの4番手キム・ミンからチャンスを作ると、代わったKTの5番手キム・ヨンヒョンから途中出場の7番キム・ミンソンのタイムリーで2点を返した。LGはさらに代わったKTの6番手チョ・イヒョンから9番ホン・チャンギのタイムリー、さらに代わったKTの7番手パク・ヨンヒョンから途中出場の2番ムン・ソンジュのタイムリーで3点を返したが、KTが勝利した。6回を1失点に抑えたベンジャミンは2023年シーズン初勝利。KT打線ではアルフォードが4安打1本塁打3打点、カン・ベッコが3安打1本塁打3打点と活躍。LGでは先発ケリーが6回途中6失点で降板した。

 

 

キア -4 SSG  (仁川)

(勝)キム・グァンヒョン 1勝  (セーブ)ソ・ジニョン 1S  (敗)アンダーソン 1敗

本塁打) SSG : チュ・シンス 1号

 キアは1回表にSSGの先発キム・グァンヒョンから4番ソクラテスのタイムリーで1点を先制した。SSGは1回裏にキアの先発の新外国人アンダーソンから1番チュ・シンス先頭打者本塁打で1-1の同点に追いつき、2回裏に7番キム・ソンヒョンの内野ゴロの間に2-1と逆転した。SSGの2番手チェ・ミンジュンは6回表無失点に抑えた。SSGは7回裏にキアの2番手キム・ギフンから3番チェ・ジョンへの押し出しの四球で1点を追加した。

 SSGの3番手ノ・ギョンウンは8回表途中で4番手コ・ヒョジュンに交代した。SSGは8回裏にキアの3番手チェ・ジミンから7番パク・ソンハンのタイムリーで1点を追加した。SSGの4番手ソ・ジニョンは9回表を無失点に抑え、SSGが勝利した。5回を1失点に抑えたキム・グァンヒョンは2023年シーズン初勝利で、プロ野球史上5人目となる韓国通算150勝を達成した。キアの先発アンダーソンは7回途中まで3失点に抑えるも打線の援護に恵まれなかった。

 

 

NC 8-0 サムソン  (大邱

(勝)フェディ 1勝  (敗)ブキャナン 1敗

本塁打) NC : キム・ジュウォン 1号

 NCは3回表にサムソンの先発ブキャナン(元東京ヤクルト)から相手のエラー、4番の新外国人マーティンの韓国初打点となるタイムリー、6番パク・ソンミンの犠牲フライなどで4点を先制した。NCの先発の新外国人フェディは5回裏まで無失点に抑え、2番手キム・ジンホは6回裏を無失点に抑えた。サムソンの2番手ホ・ユンドンは7回表途中まで追加点を与えなかった。NCの3番手ハ・ジュニョンは7回裏から登板した。

 NCは8回表にサムソンの3番手ホン・ジョンウからチャンスを作ると、代わったサムソンの4番手チェ・チュンヨンから9番キム・ジュウォンの本塁打、2番パク・セヒョクのトゥサンからの移籍後初打点となるタイムリーで4点を追加した。NCの4番手リュ・ジヌクは8回裏まで無失点に抑えた。サムソンの5番手の高卒新人イ・ホソンは9回表に追加点を与えなかった。NCn5番手シム・チャンミンは9回裏を無失点に抑え、NCが完封リレーでカン・イングォン新監督の初勝利を飾った。フェディは韓国初勝利。NC打線ではパク・セヒョクが3安打1打点、8番キム・ソンウクが3安打と活躍。サムソンでは先発ブキャナンが5回4失点で降板し打線が沈黙した。

 

(文責 : ふるりん