DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

2023年 新年のごあいさつ

 皆様、あけましておめでとうございます。2023年も当ブログをよろしくお願いいたします。

 2023年レギュラーシーズンは4月1日(土)開幕です。2021年、2022年と違ってプロ野球10球団とも開幕前のキャンプは3年ぶりに国外で実施し、1月末にキャンプ地のアメリカ合衆国、日本、オーストラリア、グアムなどに出発します。3月前半に帰国し、例年通りですと開幕前の最後の調整である示範競技が行われると思われます。

 2023年は開幕前の3月8〜21日に野球の国際大会であるWBCワールドベースボールクラシック)が開催され。イ・ガンチョル監督(KT)率いる韓国代表は1月前半に30名の出場選手名簿が発表される予定です。WBCに出場することになった選手たちは他の選手より早めに調整を始めると思われます。また2023 WBCは過去の大会と異なり、韓国出身者と血縁関係のある外国人選手の韓国代表入りが進められており、現に母親が韓国出身も国籍はアメリカ合衆国のトミー・エドマン内野手セントルイスカーディナルス)が韓国代表として出場することを表明しています。2月15日よりアメリカ合衆国アリゾナ州でキャンプを開始し、3月上旬にWBC1次ラウンド・プールBの開催国・日本に到着すると思われます。

 なお韓国代表として出場し優勝すると軍へ入隊していない選手は兵役免除となる9〜10月のアジア競技大会(中国・杭州)は2022年から1年延期され、リュ・ジュンイル監督率いる韓国代表チームは主に若手のプロ選手中心で構成されると思われますが、2014年、2018年の時と異なりプロ野球のレギュラーシーズンは中断となりません。2010年から大会3連覇中の韓国代表は大会4連覇がかかり、各チームの主力級の選手が出場すると思われレギュラーシーズン終盤の順位争いを大きく左右することになると思われます。

 また韓国シリーズ終了後になると思われる11月16〜19日のアジアプロ野球チャンピオンシップ(日本・東京ドーム)には主に1999年生まれ以降の24歳以下の若手選手たちが出場し、日本、台湾、オーストラリアと対戦、今後の国際大会に向けて経験を積むことになると思われます。

 国際的な交流が再び活発になる中、普段は国内だけの順位争いが中心となっている韓国プロ野球は、それぞれ目的や出場選手も大きく異なる3つの国際大会へいかに対応して結果を残そうとするのか、国内外から大きな注目を集めることになるでしょう。その中で当ブログもできる限りの情報をお伝えしますので、今後もご覧いただきますようにお願いします。

 

(文責 : ふるりん