DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

レギュラーシーズン(9.12) 結果

サムソン2位に浮上  7位トゥサン6連勝

 9月12日、5球場でダブルヘッダーだったため、プロ野球史上初の1日10試合開催となった。

 

SSG 0-10 KT (水原:ダブルヘッダー第1戦)

(勝)コ・ヨンピョ 10勝4敗  (敗)イ・テヤン 4勝7敗

本塁打) KT : ホイング 5号、シム・ウジュン 6号

 KTは5回裏にSSGの先発イ・テヤンから9番シム・ウジュンの犠牲フライで1点を先制した。KTは6回裏にSSGの2番手キム・テフンから6番パク・キョンスのタイムリー、7番ホイングの本塁打、代わったSSGの3番手シン・ジェヨンから9番シム・ウジュンの本塁打で計6点を追加した。KTは8回裏にSSGの4番手の大卒新人チョ・ヨハンから8番オ・ユンソクのタイムリーで2点を追加した。

 SSGの5番手ソ・ドンミンは追加点を与えなかった。KTの先発コ・ヨンピョは9回表にも登板し無失点に抑え、首位KTが勝利した。2021年シーズン初の無四死球完封を達成したコ・ヨンピョはプロ8年目にして自身初のシーズン10勝以上を達成。KT打線ではシム・ウジュンが1本塁打3打点と活躍。5位SSGでは先発イ・テヤンが5回を1失点に抑えるも打線が沈黙した。

 

 

SSG 2-3 KT (水原:ダブルヘッダー第2戦)

(勝)パク・シヨン 2勝2敗  (セーブ)イ・デウン 2勝1S  (敗)ソ・ジニョン 5勝5敗9S

 KTは2回裏にSSGの先発キム・ジョンビンから9番シム・ウジュンへの押し出しの四球で1点を先制しキム・ジョンビンをノックアウトした。SSGの2番手チョ・ヨンウは6回裏まで追加点を与えなかった。KTは7回裏にSSGの3番手の大卒新人チャン・ジフンから1番チョ・ヨンホのタイムリーで1点を追加した。SSGは8回表にKTの先発ソ・ヒョンジュンからチャンスを作ると、代わったKTの2番手チュ・グォンから1番チェ・ジフンと2番チュ・シンスのタイムリーで2-2の同点に追いついた。

 KTの4番手パク・シヨンは無失点に抑えた。KTは8回裏にSSGの4番手ソ・ジニョンから7番オイングの犠牲フライで3-2と勝ち越した。KTの5番手イ・デウン(元千葉ロッテ)は9回表を無失点に抑え、首位KTが勝利した。SSGは3連敗でNCと同率5位に並ばれた。

 

 

LG 5-8 トゥサン  (ソウル・蚕室:ダブルヘッダー第1戦)

(勝)イ・ヨンハ 2勝5敗  (セーブ)キム・ガンニュル 2勝14S  (敗)ソン・ジュヨン 1勝3敗

本塁打) LG : チェ・ウンソン 13号

 トゥサンは1回裏にLGの先発ソン・ジュヨンから4番キム・ジェファンのタイムリーで1点を先制し、2回裏に8番キム・インテと1番ホ・ギョンミンのタイムリーで2点を追加した。LGは3回表にトゥサンの先発ユ・ヒィグァンから2番ソ・ゴンチャンの併殺打の間に1点を返した。トゥサンは4回裏にホ・ギョンミンのタイムリー、2番フェルナンデスへの押し出しの四球、3番パク・コヌの犠牲フライ、キム・ジェファンのタイムリーで4点を追加した。LGは5回表に4番チェ・ウンソンの本塁打、8番ボーア(元阪神)のタイムリーで4点を返した。トゥサンの2番手キム・ミョンシンは無失点に抑えた。

 トゥサンの3番手イ・ヒョンスンは6回表から登板した。トゥサンの4番手イ・ヨンハは7回表まで無失点に抑えた。LGの2番手オ・ソクチュは7回裏途中まで追加点を与えなかった。トゥサンの5番手ホン・ゴンヒィは8回表を無失点に抑えた。トゥサンは8回裏にLGの3番手チェ・ソンフンからフェルナンデスのタイムリーで1点を追加した。トゥサンの6番手キム・ガンニュルは9回表を無失点に抑え、7位トゥサンが勝利し引き分け1つを挟み5連勝となった。トゥサン打線ではホ・ギョンミンが4安打2打点、7番カン・スンホが3安打と活躍。2位LGでは先発ソン・ジュヨンが4回7失点で降板した。

 

 

LG 5-8 トゥサン  (ソウル・蚕室:ダブルヘッダー第2戦)

(勝)イ・ヨンハ 3勝5敗   (敗)イ・ジョンヨン 3敗

本塁打) LG : チェ・ウンソン 14号  トゥサン : キム・インテ 7号、キム・ジェファン 20号

 LGは1回表にトゥサンの先発キム・ミンギュから4番チェ・ウンソンの2試合連続本塁打で3点を先制した。トゥサンは1回裏にLGの先発イ・サンヨンから2番キム・インテの本塁打で2点を返した。トゥサンは4回裏にLGの2番手イ・ウチャンからチャンスを作ると、代わったLGの3番手チン・ヘスから8番チャン・スンヒョンの犠牲フライで3-3の同点に追いついた。トゥサンは5回裏にキム・インテのタイムリーで4-3と逆転した。LGは6回表にトゥサンの2番手パク・チョンギから8番キム・ミンソンのタイムリーで4-4の同点に追いついた。トゥサンは6回裏にLGの4番手イ・ジョンヨンから代打キム・ジェファンの本塁打で3点を勝ち越した。

 トゥサンは7回裏にLGの5番手キム・デユから3番フェルナンデスのタイムリーで1点を追加し、3番手イ・ヨンハは8回表まで無失点に抑えた。LGの6番手リュ・ウォンソクは8回裏まで追加点を与えなかった。LGは9回表にトゥサンの4番手キム・ガンニュルから2番オ・ジファンのタイムリーで1点を返したが、7位トゥサンが勝利し引き分け1つを挟んで6連勝となった。イ・ヨンハは2試合連続勝利の3勝目で、ダブルヘッダー開催のため、2004年6月23日のユ・ドンフン(キア)以来17年ぶりとなるプロ野球史上6人目となる1日2勝を記録した。トゥサン打線ではキム・インテが3安打1本塁打3打点と活躍。LGは3位に後退。

f:id:takefumif:20210913055023j:plain

1日2勝をあげたイ・ヨンハ(トゥサン) https://www.xportsnews.com/?ac=article_view&entry_id=1473812

 

 

サムソン 3-3 ハンファ  (大田:ダブルヘッダー第1戦)

本塁打) サムソン : イ・ウォンソク 8号  ハンファ : チョン・ウヌォン 5号

 ハンファは1回裏にサムソンの先発ブキャナン(元東京ヤクルト)から1番チョン・ウヌォンの先頭打者本塁打で1点を先制し、2回裏に8番ノ・スグァンのタイムリーで1点を追加した。ハンファの先発ユン・デギョンは3回表まで無失点に抑えた。サムソンは4回表にハンファの2番手チュ・ヒョンサンから8番イ・ウォンソクの本塁打で3-2と逆転した。ハンファは4回裏に9番イ・ウォンソクのタイムリーで3-3の同点に追いついた。ハンファの3番手カーペンターは6回表を無失点に抑えた。ハンファの4番手キム・ジョンスは7回表から登板した。

 ハンファの5番手キム・ギタクは8回表途中まで無失点に抑え、6番手カン・ジェミンと7番手キム・ボムスも無失点に抑えた。サムソンの2番手シム・チャンミンは8回裏を無失点に抑えた。ハンファの8番手チョン・ウラムは9回表を無失点に抑えた。サムソンの3番手の高卒新人イ・スンヒョン(背番号54)は9回裏を無失点に抑え、9回を終えて同点だったが規定により引き分けとなった。3位サムソンでは先発ブキャナンが7回を3失点に抑えるも打線の援護に恵まれなかった。最下位ハンファは3連敗から脱出できなかった。

 

 

サムソン 6-6 ハンファ  (大田:ダブルヘッダー第2戦)

本塁打) ハンファ : ハ・ジュソク 7号、ペク・ヨンファン 3号

 ハンファは1回裏にサムソンの先発キム・デウから3番ハ・ジュソクの本塁打で2点を先制した。サムソンは2回表にハンファの先発チャン・ミンジェから7番パク・スンギュのタイムリーで1点を返した。ハンファは3回裏に4番キム・テヨンのタイムリーで1点を追加し、代わったサムソンの2番手ノ・ソンホから相手の送球が本塁に間に合わずもう1点を追加した。ハンファの2番手ユン・ホソルは4回表まで無失点に抑えた。サムソンは5回表にハンファの3番手チャン・シファンから3番ク・ジャウクの犠牲フライで1点、6回表にハンファの4番手ファン・ヨングクから8番キム・サンスの犠牲フライで1点を返した。

 ハンファは6回裏にサムソンの3番手ホン・ジョンウから8番ペク・ヨンファンの本塁打で1点を追加し、5番手キム・ギタクと6番手オ・ドンウクは7回表を無失点に抑えた。サムソンの4番手ムン・ヨンイクは7回裏に追加点を与えなかった。ハンファの7番手キム・ジョンスは8回表を無失点に抑えた。サムソンの5番手ウ・ギュミンは8回裏に追加点を与えなかった。サムソンは9回表にハンファの8番手イ・チュンホからチャンスを作ると、代わったハンファの9番手カン・ジェミンから5番イ・ウォンソクの走者一掃となる3点タイムリーで6-6の同点に追いついた。

 サムソンの6番手イ・サンミンは9回裏を無失点に抑え、9回を終えても同点だったが規定により2試合連続引き分けとなり、サムソンは2位に浮上した。サムソン打線ではパク・スンギュが3安打1打点と活躍。3連敗から脱出できなかった最下位ハンファではキム・テヨンが3安打1打点と活躍。

 

 

キウム 8-3 ロッテ  (釜山・社稷ダブルヘッダー第1戦)

(勝)キム・ソンギ 3勝2敗  (敗)ソ・ジュヌォン 1勝1敗

 キウムは3回表にロッテの先発ソ・ジュヌォンから1番イ・ヨンギュ、2番クレイグ、6番パク・トンウォンのタイムリーで3点を先制し、5回表にパク・トンウォンのタイムリー、相手のエラーで3点を追加しソ・ジュヌォンをノックアウトした。ロッテの2番手キム・ユヨンは6回表まで追加点を与えなかった。ロッテの3番手ナ・ギュナンも7回表に追加点を与えなかった。ロッテは7回裏にキウムの先発キム・ソンギからチャンスを作ると、代わったキウムの2番手チョ・サンウから7番チョン・フンと代打キム・ジェユのタイムリーで3点を返した。

 キウムは8回表にロッテの4番手イ・ガンジュンからチャンスを作ると、代わったロッテの5番手の高卒新人キム・ジヌクから3番イ・ジョンフのタイムリー、相手のエラーで2点を追加した。キウムの3番手キム・ジェウンは8回裏を無失点に抑えた。ロッテの6番手チョン・ソンジョンは9回表に追加点を与えなかった。キウムの4番手オ・ジュウォンは9回裏を無失点に抑え、4位キウムが勝利し4連勝となった。7回途中まで3失点に抑えたキム・ソンギは2019年8月以来となる先発勝利の3勝目。キウム打線ではパク・トンウォンが3安打2打点、クレイグが3安打1打点と活躍。8位ロッテでは先発ソ・ジュヌォンが5回途中6失点で降板した。

 

 

キウム 2-3 ロッテ  (釜山・社稷ダブルヘッダー第2戦)

(勝)キム・ジヌク 4勝5敗  (セーブ)キム・ウォンジュン 3勝3敗24S  (敗)キム・ソンミン 2勝3敗1S

 ロッテは1回裏にキウムの先発の高卒新人チャン・ジェヨンから相手の暴投で1点を先制した。キウムは2回表にロッテの先発イ・インボクから8番キム・ジュヒョンのタイムリーで2-1と逆転した。キウムの2番手ヤン・ヒョンは4回裏まで無失点に抑えた。ロッテの2番手の高卒新人キム・ジヌクは6回表に追加点を与えなかった。ロッテは6回裏にキウムの3番手キム・ソンミンからチャンスを作ると、代わったキウムの4番手キム・ジェウンから代打イ・デホ(元福岡ソフトバンク)の内野ゴロと相手のエラーの間に3-2と逆転した。

 キウムの5番手オ・ジュウォンは追加点を与えなかった。ロッテの4番手ク・スンミンは7回表を無失点に抑えた。キウムの6番手イ・スンホは7回裏に追加点を与えなかった。ロッテの5番手チェ・ジュニョンは8回表を無失点に抑えた。キウムの7番手キム・テフンは8回裏に追加点を与えなかった。ロッテの6番手キム・ウォンジュンは9回表を無失点に抑え、8位ロッテが勝利した。4位キウムでは連勝が4で止まった。

 

 

NC 8-2 キア   (光州:ダブルヘッダー第1戦)

(勝)ルチンスキー 12勝7敗   (敗)ハン・スンヒョク 1敗

本塁打) NC : チョン・ミンス 1号、ナ・ソンボム 27号  キア : チェ・ヒョンウ 9号 

 キアは1回裏にNCの先発ルチンスキーから3番チェ・ヒョンウの本塁打で1点を先制した。NCは2回表にキアの先発ハン・スンヒョクから6番チョン・ミンスのタイムリーで1-1の同点に追いついた。NCは4回表に7番カン・ジンソンのタイムリーで2-1と逆転すると、代わったキアの2番手パク・チュンピョから8番チョン・ヒョンのタイムリーで2点を追加した。キアの3番手イ・ミヌは7回表まで追加点を与えなかった。キアは7回裏に5番リュ・ジヒョクのタイムリーで1点を返した。

 NCは8回表にキアの4番手ソ・ドグォンから3番ナ・ソンボムの本塁打、チョン・ミンスのKT在籍時の2017年4月以来となる本塁打で4点を追加した。NCの2番手ムン・ギョンチャンは8回裏を無失点に抑えた。NCの3番手チェ・グムガンは9回裏を無失点に抑え、6位NCが勝利し4連敗から脱出した。7回を2失点に抑えたルチンスキーは12勝目。NC打線ではチョン・ミンスが3安打1本塁打3打点と活躍。9位キアでは先発ハン・スンヒョクが4回途中4失点で降板した。

 

 

NC 3-0 キア   (光州:ダブルヘッダー第2戦)

(勝)キム・ヨンギュ 5勝2敗  (セーブ)イ・ヨンチャン 1勝5S   (敗)イ・ウィリ 4勝5敗

本塁打) NC : ナ・ソンボム 28号

 NCの先発ペ・ミンソは2回裏途中まで無失点に抑えた。NCは3回表にキアの先発の高卒新人イ・ウィリから5番アルテールのタイムリーで1点を先制した。キアの2番手パク・チュンピョは5回表まで追加点を与えなかった。NCの2番手キム・ヨンギュは5回裏まで無失点に抑えた。NCの3番手リュ・ジヌクは6回裏を無失点に抑えた。NCは7回表にキアの3番手パク・チンテからチャンスを作ると、代わったキアの4番手ホン・サンサムから3番ナ・ソンボムの2試合連続本塁打で2点を追加した。

 NCの4番手ウォン・ジョンヒョンは7回裏から登板した。NCの5番手イム・ジョンホと6番手ホン・ソンミンは8回裏まで無失点に抑えた。キアの5番手キム・ジェヨルは9回表まで追加点を与えなかった。NCの7番手イ・ヨンチャンは9回裏を無失点に抑え、NCが完封リレーで勝利しSSGと同率5位に並んだ。9位キアでは先発イ・ウィリが3回1失点で降板し打線が沈黙した。

 

 【レギュラーシーズン 順位表】

(9月12日時点)

            試合   勝   敗   分  勝率

1.KT     104  61  39  4     .610

2.サムソン   109  58  45  6  .563

3.LG     101  55  43  3  .561

4.キウム    108  56  51  1  .523

5.NC     102  49  49  4  .500

5.SSG    107  51  51  5  .500

7.トゥサン   102  49  50  3  .495

8.ロッテ       104    47     54     3     465

9.キア        100  38    56     6     .404

10.ハンファ     109     38    64     7     .373

 

 (文責 : ふるりん