DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

FAキム・サンス投手、サインアンドトレードでキウムからSKへ移籍

 2021年のFA(フリーエージェント)選手となっていたキム・サンス投手(33)は1月13日、前所属球団のキウムヒーローズと契約期間2年(条件を満たすと1年延長)、契約金4億ウォン、年俸3億ウォン、オプション1億5000万ウォン(1年延長された場合契約金1億ウォン追加)の総額最大15億5000万ウォンで再契約し、直後に3億ウォンの金銭と2022年新人選手2次ドラフト4巡目の指名権とのトレードでSKワイバーンスへ移籍することになった。いわゆるサインアンドトレードであり、2019年のFA選手だったキム・ミンソン内野手が前所属球団のキウムといったん再契約し、直後に5億ウォンの金銭トレードでLGツインスへと移籍した例などがある。

 右腕のキム・サンスは高校卒業後の2006年にサムソンライオンズへ入団、2008年に初めて一軍で登板した。2009年に一軍初勝利を含む3勝を記録、リリーフとして活躍するも2010年にトレードでネクセンヒーローズ(現キウムヒーローズ)へ移籍した。ネクセンでも主にリリーフとして起用され、2016年には6勝21ホールドを記録した。2019年には67試合に登板、プロ野球新記録のシーズン40ホールドで最多ホールドの個人タイトルを受賞した。2020年は60試合に登板、3勝3敗5セーブ11ホールド、防御率4.73の成績だった。プロ15年間の通算成績は456試合に登板、21勝36敗38セーブ97ホールド、防御率5.08。2020年は9位と低迷したSKにとって、キム・サンスのような経験豊富なリリーフの加入は大きな補強となると思われる。

 

(文責 : ふるりん