ロッテジャイアンツは5月11日、ホ・ムンフェ監督(49)を解任し、ラリー・サットン新監督(49)の就任を発表した。ロッテは5月9日時点で12勝18敗の最下位に低迷している。
ホ・ムンフェ監督は2019年シーズン終了後監督に就任、2020年は7位で2019年の最下位からは脱出した。しかし、4月3日に開幕した2021年シーズンでは5月5日まで5連敗で最下位に転落し、投手が足りず野手が登板する試合が続くなど苦しい状況に陥っていた。
アメリカ合衆国出身のラリー・サットン新監督は現役時代左打者でカンザスシティロイヤルスなどMLBで7年間(1997~2002,2004年)プレーした。2005年から2006年まで現代ユニコーンス(解散)、2007年にキアタイガーズでも主力打者として活躍した。2005年は本塁打王(35本)と打点王(102)の個人タイトルを受賞、韓国3年間で通算56本塁打を記録した。
現役引退後はピッツバーグパイレーツ傘下のマイナーリーグのコーチを務め、2019年シーズン終了後、韓国へ12年ぶりに戻りロッテジャイアンツの二軍監督となった。今回の監督就任で、ロッテとしてはジェリー・ロイスター(2008~2010年)以来の2人目の外国人監督となる。サットン監督は5月11日、本拠地・社稷野球場でのSSGランダース戦から指揮を執ると思われる。なお2021年シーズンはキアのマット・ウィリアムス監督、ハンファのカルロス・スベロ監督などプロ野球10チーム中3チームで外国人監督が指揮を執ることになった。
(文責 : ふるりん)