DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

チャン・ヒョンシクとキム・テジン、ムン・ギョンチャンとパク・チョンス、2対2トレード発表

 NCダイノスとキアタイガーズは8月12日、チャン・ヒョンシク投手(25)とキム・テジン内野手(24)、ムン・ギョンチャン投手(28)とパク・チョンス投手(24)の2対2交換トレードを発表した。

 右腕チャン・ヒョンシクは高校卒業後の2013年にNCへ入団、2017年に主に先発として起用され自己最多の9勝を記録した。だがその後不振に陥り、2019年は主にリリーフで53試合に登板した。2020年シーズンは8月11日まで9試合に登板し1勝を記録した。左打者のキム・テジンは高校卒業後の2014年にNCへ入団、2019年に自己最多の123試合に出場したが、2020年シーズンは8月11日まで37試合の出場にとどまっていた。

 右腕ムン・ギョンチャンは大学卒業後の2015年にキアへ入団し、2019年シーズン途中から抑えをつとめ24セーブを記録、WBSCプレミア12に韓国代表としても出場した。2020年シーズンは8月11日までに10セーブのみで、防御率5.25と内容も悪く抑えの座をチョン・サンヒョンに譲っていた。右腕パク・チョンスは高校卒業後の2015年にキアへ入団し、8月11日までに一軍では未勝利も2020年シーズンは8試合に登板している。

 現在首位のNCは抑えとして起用していたウォン・ジョンヒョンが不調で、代役としてムン・ギョンチャンを検討しているとみられる。5位のキアは先発の経験もあるチャン・ヒョンシク、内野も外野も守れるユーティリティープレイヤーのキム・テジンを加えて投打ともに層を厚くし、今後し烈となる順位争いに備えたとみられる。

 

(文責 : ふるりん