DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  FAチェ・ジュンソク、ロッテと契約後にNCへ無償トレード

 2018年のFA(フリーエージェント)承認選手となっていたチェ・ジュンソク内野手(34)は11日、いったん前所属球団のロッテと契約し、その後NCへ無償トレードの形式で移籍した。

 右打者のチェ・ジュンソクは高校卒業後の2001年にロッテへ入団し、当初は捕手だった。2005年に100試合へ出場し一軍へ定着した。2006年シーズン途中の5月にトレードでトゥサンへ移籍し、長打力を武器に主力として活躍した。2013年シーズンオフ、自身初のFAを行使しロッテへ復帰すると主力として活躍し、2015年には自身最多の31本塁打・109打点を記録した。2017年は125試合に出場、打率.291、14本塁打、82打点、0盗塁の成績だった。
 2017年シーズンオフには2度目のFAを行使したが、守備面で期待できない指名打者として起用されてきたこと、すでに34歳という年齢、他球団と契約した場合規定により高額の金銭や選手を補償としてロッテに譲渡することなどが足を引っ張り、チェ・ジュンソクと契約しようとする球団はなかった。また、ロッテとしても戦力として必要不可欠と判断していなかったようである。結局、FAを行使していたが所属先が決まらなかったチェ・テインが1月に前所属先のネクセンと契約してから、経験豊富な左打者を補強したがっていたロッテへ無償トレードされたのと同様の形式で、チェ・ジュンソクもロッテと契約後にNCへ移籍することになった。これによりNCからロッテへ金銭や選手などの補償が不要になった。
 41歳まで現役を続けたイ・ホジュンが2017年限りで引退し、NCは経験豊富なベテランの右打者を必要としていた。チェ・ジュンソクの2017年までのプロ通算成績は1471試合に出場、打率.276、1231安打、197本塁打、857打点、10盗塁。