DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  新外国人打者カントゥと契約

 トゥサンは9日、2014年シーズンの新外国人選手としてホルヘ・カントゥ内野手(31)と契約金5万ドル、年俸25万ドルの総額30万ドルで契約した。
 メキシコ出身のカントゥは2004年タンパベイデビルレイズで初めて米国メジャーリーグに昇格し、2005年28本塁打を記録した。2007年シーズン途中でシンシナティレッズに移籍し、2008年フロリダマーリンズで自己最多の29本塁打を記録した。2010年シーズン途中でテキサスレンジャーズ、2011年よりサンディエゴパドレスに移籍したがメジャーリーグでは活躍できず、2012年以降はマイナーリーグメキシカンリーグでプレーしていた。メジャーリーグ8年間の通算成績は847試合に出場、打率.271、104本塁打、476打点、11盗塁。2004年アテネ五輪、2006年、2009年、2013年WBC(ワールドベースボールクラシック)のメキシコ代表にも選ばれている。
 2014年シーズンよりプロ野球では外国人選手が1チームあたり3人(NCは4人まで)に拡大され、3人(4人)全員投手は認められず必ず野手1名とも契約しなければならなくなった(試合出場は同時に2人まで)。2012年から2013年まで全球団が契約した外国人選手は全員投手であり、2011年シーズン終了時点で在籍していたハンファのガルシア(元オリックス)、ネクセンのアルドリッジ以来2年ぶりにプロ野球に外国人野手が誕生することとなった。トゥサンはチェ・ジュンソクのロッテへのFA移籍もあり大砲不足で、メジャーリーグ通算100本塁打以上の大物外国人カントゥへの期待は高まる。