DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  パク・ピョンホ(元ミネソタツインズ)復帰

 ネクセンは27日、2015年まで所属していたパク・ピョンホ内野手(31)と年俸15億ウォンで契約した。
 右打者のパク・ピョンホは高校卒業後の2005年にLGへ入団し長距離砲として期待されたが一軍に定着できなかった。2011年シーズン中の7月にネクセンへトレードで移籍するとその才能が開花した。2012年に31本塁打、105打点で自身初の本塁打・打点の二冠王、さらにシーズンMVP(最優秀選手)を受賞すると、2013年にも2年連続二冠王、シーズンMVPを受賞した。2015年まで4年連続本塁打・打点の二冠王であり続け、特に2015年は自身最多の53本塁打のみならず、146打点のプロ野球シーズン記録(2017年シーズン終了時点でも記録を保持)をも更新した。韓国でのプロ9年間の通算成績は868試合に出場、打率.281、773安打、210本塁打、604打点、59盗塁。国際大会では2014年仁川アジア大会、2015 WBSCプレミア12に韓国代表として出場し、両大会で優勝を経験した。
 2015年シーズン終了後にポスティングでMLB(メジャーリーグベースボール)への移籍を図り、1285万ドルでミネソタツインズが落札し4年契約を結んだ。2016年はツインズで62試合に出場したが打率.191、12本塁打、24打点、1盗塁の成績で、7月以降はツインズ傘下のAAA級マイナーリーグのチームに降格となった。2017年シーズンも同じAAA級マイナーリーグのチームに所属し111試合に出場、打率.253、14本塁打、60打点、0盗塁の成績でMLBには昇格できなかった。
 ミネソタツインズとは4年契約だったが、今後2年間の契約を解除し2018年から古巣のネクセンへと復帰することになった。ネクセンでは以前と同じように主砲としての活躍が期待される。


(11月27日現在の為替レート:10億ウォンが1億221万3000円。)

(文責:ふるりん