DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

ポストシーズン速報(10.14)

2019年 プレーオフ 第1戦 キウムが延長11回の激闘を制す


キウム 3-0 SK  (仁川)
(勝)オ・ジュウォン 1勝  (敗)ムン・スンウォン 1敗

 

 先に3勝したほうがトゥサンとの韓国シリーズに進出できるプレーオフ第1戦は、SKの本拠地・仁川SK幸福ドリーム球場で盛大に始まった。

 

 キウムは1回表にSKの先発キム・グァンヒョンから先頭の1番ソ・ゴンチャンが安打で出塁し、3番イ・ジョンフも安打で続くも走塁死してしまい、4番パク・ピョンホが四球で出塁するも無得点に終わった。SKも1回裏にキウムの先発ブリガム(元東北楽天)から先頭の1番キム・ガンミンが死球で出塁したが後が続かなかった。SKは2回裏に7番チェ・ハンの安打が出たがチャンスには結びつかなかった。キウムは4回表に5番サンズと6番イ・ジヨンの安打でチャンスを作るも無得点に終わった。

 キウムは5回表に9番パク・チョンウムの安打が出るも後がつながらなかった。SKも5回裏にチェ・ハンが四球で出るも盗塁に失敗、その後8番キム・ソンヒョンの安打が出るも無得点だった。キウムは6回表にSKの2番手キム・テフンからサンズとイ・ジヨンの連続四球でチャンスを作るが生かせなかった。SKは6回裏に1番キム・ガンミンが安打で出塁するも牽制死してしまい、2番コ・ジョンウクの四球でブリガムは2番手チョ・サンウに交代した。ここでSKは3番チェ・ジョン、5番ハン・ドンミンへの四球で満塁とするもこれまた無得点に終わった。キウムも7回表にSKの3番手ソ・ジニョンからパク・チョンウムへの四球、ソ・ゴンチャンの安打でチャンスを作るも無得点に終わった。

 SKは7回裏にキウムの3番手イ・ヨンジュンから代打ペ・ヨンソプが四球で出塁し送りバントで2塁へ進んだが、代わった4番手アン・ウジンが無失点に抑えた。キウムは8回表にSKの4番手チョン・ヨンイルからイ・ジヨンへの四球、7番ソン・ソンムンの安打でチャンスを作るも生かせなかった。キウムの5番手イ・スンホと6番ハン・ヒョンヒィは8回裏を無失点に抑えた。キウムは9回表にSKの5番手ハ・ジェフン(元東京ヤクルト)からソ・ゴンチャンの安打、3番イ・ジョンフへの四球でチャンスを作るもここも無得点だった。SKは9回裏にキウムの7番手キム・サンスから途中出場の7番アン・サンヒョンが安打で出塁するも得点できず、試合は0-0のまま延長戦に突入した。

 キウムは10回表にSKの6番手パク・ミンホからイ・ジヨンが安打で出塁したが、代わった7番手ムン・スンウォンは勝ち越しを許さなかった。SKは10回裏にキウムの8番手ヤン・ヒョンからキム・ガンミンが安打で出塁するも、代わった9番手オ・ジュウォンは無失点に抑えた。キウムは11回表にムン・スンウォンからソ・ゴンチャンが二塁打で出塁すると、キム・ハソンのタイムリーでようやく1点を先制した。さらにイ・ジョンフのタイムリーで1点を追加し、パク・ピョンホが死球を受けて出塁すると、代わったSKの8番手パク・ヒィスからサンズのタイムリーで1点を追加した。SKは11回裏に先頭の4番ロマック(元横浜DeNA)が二塁打で出塁するも、オ・ジュウォンが後続を断ちキウムが完封リレーで延長戦を制し、プレーオフ第1戦を制した。

 キウムはなかなかチャンスを生かせなかったが、準プレーオフと同じく9名の投手による細かい継投で得点を許さなかった。キウム打線では1番ソ・ゴンチャンが4安打と活躍。一方SKも継投でしのいできたが、レギュラーシーズン終盤と同様に打線が不発で延長戦で力尽きてしまった。

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4安打と活躍したキウムのソ・ゴンチャン。

 

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延長11回表、決勝のタイムリーを打ったキウムのキム・ハソン。

 プレーオフ第2戦は10月15日18時半より第1戦と同じく仁川SK幸福ドリーム球場で開始され、予告先発はSKがサンチェス(※ 28試合・17勝5敗・防御率2.62)、キウムがチェ・ウォンテ(※ 27試合・11勝5敗・防御率3.38)と発表された。

(※は2019年レギュラーシーズンの成績。) 

 

(文責:ふるりん