キアは24日、2017年のFA(フリーエージェント)選手となっていたチェ・ヒョンウ外野手(32)と契約金40億ウォン、年俸15億ウォン（前年比8億ウォン増）の総額100億ウォンで契約した。
チェ・ヒョンウは高校卒業後の2002年サムソンへ入団し、一軍で定着できず2005年にサムソンを退団した。だが軍へ入隊し兵役中の2006年から2007年まで警察野球団で活躍すると、2008年サムソンへ復帰し主力外野手となり同年新人王を受賞した。2011年には30本塁打、118打点で打撃二冠王と初の個人タイトルを受賞し、2014年までサムソンの韓国シリーズ4連覇に貢献した。2016年シーズンは138試合に出場、打率.376、31本塁打、144打点、2盗塁の成績で自身初の首位打者、2度目の打点王と打撃二冠王となり、また46本と二塁打のプロ野球シーズン記録も更新した。そして自身初となるFAを行使し、出身地の韓国南西部の全州（チョンジュ）に比較的近い光州（クァンジュ）を本拠地とするキアで第二のプロ野球人生を送ることになった。プロ13年間の通算成績は1147試合に出場、打率.314、1309安打、234本塁打、911打点、24盗塁。
キアは2016年シーズン5位で5年ぶりのポストシーズン進出を果たし、さらなる上位進出のためプロ野球界屈指の強打者を補強することができた。一方、9位に低迷したサムソンにとっては、2008年以降主軸として活躍してきた選手を失うことになり、大きな痛手となった。
（11月24日現在の為替レート：10億ウォンが9581万円。）
(文責:ふるりん)
