DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位サムソン22得点の大勝で優勝目前  ソ・ゴンチャン(ネクセン)、シーズン安打数の新記録達成


サムソン 22−1 ハンファ  (大田)
(勝)チャン・ウォンサム 11勝5敗  (セーブ)キム・ギテ 1S  (敗)イ・テヤン 7勝10敗
本塁打) サムソン : チェ・テイン 14号、ナバーロ 29,30号、チェ・ヒョンウ 31号
 サムソンは1回表、ハンファの先発イ・テヤンから3番チェ・テインの2ラン、7番パク・ヘミンのタイムリーで3点を先制し、2回表1番ナバーロの本塁打で1点を追加、3回表パク・ヘミンのタイムリーでイ・テヤンをノックアウトした。この回代わったハンファの2番手キム・ギヒョン、3番手イム・ギヨンから8番チン・ガビョンのタイムリー、ナバーロの2打席連続本塁打、4番チェ・ヒョンウの2ラン、6番キム・テワンのタイムリーで12-0と大量リードを奪った。さらに5回表相手のエラーやチン・ガビョンのタイムリーで3点、6回表、ハンファの4番手チョン・ジェウォンからチェ・ヒョンウ、代打ウ・ドンギュンのタイムリーで3点を追加した。
 ハンファは6回裏、サムソンの先発チャン・ウォンサムから5番ピーエイの犠牲フライで1点を返した。サムソンは7回表、ハンファの5番手ファン・ジェギュ、6番手の大卒新人チェ・ヨンファンからナバーロ、2番パク・ハニ、ウ・ドンギュンのタイムリーで4点を追加した。サムソンの2番手ソ・ドンファンは7回裏から登板したが、先頭の7番チャン・ウンホの頭部に死球を与え危険球による退場となった。首位サムソンは3番手キム・ギテが無失点に抑え、優勝へのマジックナンバーを1とし、4年連続公式戦優勝はいよいよ目の前に迫ってきた。
 6回を1失点に抑えたチャン・ウォンサムは11勝目。キム・ギテはプロ9年目にして初セーブ。先発全員安打、全員得点と爆発したサムソン打線ではナバーロが4安打2本塁打5打点、チェ・ヒョンウが3安打1本塁打4打点、5番イ・スンヨプ(元オリックス)が4安打と活躍。最下位ハンファは先発イ・テヤンが3回途中7失点で投手陣が崩壊し、打線も沈黙したが4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)は3安打と活躍。


ネクセン 8−5 キア  (光州)
(勝)チョ・サンウ 5勝2敗  (敗)チェ・ヨンピル 4勝2敗
本塁打) ネクセン : ユ・ハンジュン 18号  キア : イ・ボムホ 19号
 ネクセンは1回表、キアの先発キム・ビョンヒョン(元東北楽天)から相手のエラーで1点を先制した。2回表1番ソ・ゴンチャンのタイムリーで1点を追加したが、これは2014年シーズン197安打目で、1994年ヘテ(現キア)のイ・ジョンボム(元中日)を抜いてシーズン安打数のプロ野球新記録を達成した。キアは3回裏、ネクセンの先発オ・ジェヨンから3番アン・チホンの犠牲フライ、4番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)の2ランで3-2と逆転した。ネクセンは5回表5番カン・ジョンホのタイムリーで3-3の同点に追いついた。キアは6回裏、ネクセンの2番手チョ・サンウから6番キム・ジュヒョンの犠牲フライで1点を勝ち越した。
 ネクセンは8回表、キアの2番手チェ・ヨンピルから6番キム・ミンソン、7番イ・ソンヨルのタイムリーで5-4と逆転し、9回表、キアの3番手シム・ドンソプから3番ユ・ハンジュンの3ランでリードを広げた。キアは9回裏、ネクセンの4番手ソン・スンナクから9番の大卒新人カン・ハヌルのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまでで2位ネクセンが勝利し、サムソンの公式戦優勝を先延ばしした。打線ではユ・ハンジュンが3安打1本塁打3打点と活躍。8位キアは先発キム・ビョンヒョンが7回3失点と好投したが、リリーフが打たれ低迷する2014年シーズンを象徴するような試合となった。


トゥサン 6−7 SK  (仁川・文鶴)
(勝)イ・ジェヨン 1勝  (敗)イ・ヨンチャン 5勝5敗17S
本塁打) トゥサン : チェ・ジュファン 4号  SK : キム・ガンミン 16号
 トゥサンは1回表、SKの先発ヨ・ゴヌクから5番キム・ジェファンのタイムリーで1点を先制した。SKは1回裏、トゥサンの先発ユ・ヒィグァンから4番パク・チョングォンのタイムリーで2-1と逆転した。トゥサンは5回表2番チェ・ジュファンの本塁打で2-2の同点に追いつき、6回表9番キム・ジンヒョンのタイムリーで3-2と逆転した。トゥサンは7回から2番手オ・ヒョンテクが登板した。SKの2番手チョン・ユスは7回から8回まで無失点に抑えると、8回裏、トゥサンの3番手ハム・トクチュから3番キム・ガンミンの2ランで5-4と逆転した。
 トゥサンは9回表、SKの3番手ユン・ギルヒョンからチェ・ジュファンの2点タイムリーで逆転し、代わった4番手チン・ヘスから6番チョン・スビンのタイムリーで1点を追加した。5位SKは9回裏、トゥサンの5番手イ・ヨンチャンから途中出場の1番ハン・ドンミンのタイムリーで7-7の同点に追いつくと、キム・ガンミンのタイムリーで逆転サヨナラ勝ちし引き分け1つを挟み4連勝となり、試合のなかった4位LGとのゲーム差を1.5に縮めた。
 9回表5番手として登板したイ・ジェヨンが勝利投手。打線では逆転サヨナラタイムリーを打ったキム・ガンミンが1本塁打3打点と活躍。リリーフが打たれリードを守れなかったトゥサンは、試合のなかったロッテと同率6位に並んだ。打線ではチェ・ジュファンが4安打1本塁打3打点、7番チェ・ジェフンが3安打と活躍。