KTは13日、キム・サンヒョン外野手(35)を任意脱退選手として公示し、退団させることを明らかにした。
キム・サンヒョンは高校卒業後の2001年、ヘテ(同年7月よりキア)に入団した。だが2002年シーズン中の7月、LGへトレードされ、2004年には100試合に出場するなど頭角を現した。兵役を終えてLGに復帰し、2007年には121試合に出場したが、2009年シーズン中の4月、古巣のキアへトレードされ復帰した。そしてこの年には36本塁打、127打点の成績で本塁打・打点の打撃二冠王となり、チームの韓国シリーズ優勝に貢献しシーズンMVP(最優秀選手)も受賞した。
だが2010年以降は2009年のような打撃成績を残すことができず、2013年シーズン中の5月、SKへトレードされ移籍した。そして2014年11月、当時の新球団KTから特別指名を受け移籍した。2015年は一軍参入一年目のKTにおいて主砲として活躍した。2016年シーズンは7月12日まで62試合に出場、打率.225、11本塁打、32打点、0盗塁の成績だった。プロ16年間の通算成績は1082試合に出場、打率.256、874安打、158本塁打、570打点、54盗塁。
2016年6月16日、当時打撃不振で二軍へ降格していた際、住宅地において通行人の女性の前で公序良俗に反する行為を見せつけたとして、警察により立件されたが不起訴の処分を受けていた。だがこの件がKTに伝わったのが7月12日になってからであった。同日キム・サンヒョンはネクセン戦に出場していたが、実名で事件が報道されたことで途中交代となっていた。結局KTとしてはプロ野球選手としての品位を傷つけ、チームのイメージも損なわせたとして、キム・サンヒョンに最も厳正な処分を下した。任意脱退選手となった場合、最低でも1年間はプロ野球に復帰できず、前所属以外のチームと契約する場合も了承が必要となる。
(文責:ふるりん)