KTは7日、チャン・ソンホ内野手(39)の現役引退を発表した。
左打者のチャン・ソンホは高校卒業後1996年ヘテに入団し、翌1997年103試合に出場し頭角を現し主力選手に成長した。2000年にはシドニーオリンピックに韓国代表として出場し、銅メダルを獲得した。2001年シーズン途中ヘテからキアに球団が売却されても主力として活躍し続け、2002年首位打者に輝き釜山アジア大会にも出場し優勝に貢献した。1998年から2006年まで9年連続規定打席に達し打率3割を達成した。だが2008年以降出場機会が減り、2010年シーズン途中ハンファへトレードされた。2012年はプロ野球史上3人目となる通算2000本安打を達成したが、シーズンオフにロッテへトレードされた。2014年はプロ入り後初の一軍で無安打に終わりロッテを退団となった。2015年は一軍に参入したばかりの新球団KTで49試合に出場、打率.308、1本塁打、16打点、0盗塁の成績だった。
シーズンオフ、家族などと話し合った結果、余力のあるうちにグラウンドを去ったほうがよいということで、20年間のプロ野球選手としての生活を終えることにした。プロ通算成績は2064試合に出場、打率.296、2100安打(プロ野球史上2位)、221本塁打、1043打点、59盗塁。かつて「スナイパー」と呼ばれるほど鋭い打撃を見せた大打者は、野球界にかかわっていきたいと今後の進路を明かしている。
(12月7日現在の為替レート:1億ウォンは1054万6600円。)
(文責:ふるりん)