DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2015年シーズンMVPはテームズ(NC)、新人王はク・ジャウク(サムソン)

 KBO(韓国野球委員会)は24日、ソウル市内のホテルで2015年シーズンの個人タイトルの表彰式を行い、席上でシーズンMVP(最優秀選手)、新人王を記者投票で選出した。
 シーズンMVPはエリック・テームズ(NC・29)が受賞した。テームズは2015年シーズン、142試合に出場、打率.381、47本塁打、140打点、40盗塁の成績で初の首位打者に輝いただけでなく、プロ野球史上初のシーズン40本塁打・40盗塁同時達成と万能ぶりを示した。記者投票では50票を獲得し、2012年以降4年連続本塁打・打点の二冠王、パク・ピョンホ(ネクセン)は2位の44票だった。外国人選手のシーズンMVP受賞は1998年のタイロン・ウッズ(OB・元中日)、2007年のダニエル・リオス(トゥサン・元東京ヤクルト)に次いで3人目。
 新人王はク・ジャウク内野手(サムソン・22)が受賞した。2012年高校卒業後サムソンへ入団し、一軍出場のないままその年の秋に軍へ入隊し、尚武に所属した。2014年秋に除隊され、2015年シーズンは一軍に初出場を果たし、116試合に出場、打率.349、11本塁打、57打点、17盗塁の成績を残した。左打ちで高い打撃技術を生かし、強力打線に欠かせない存在となった。記者投票では60票を獲得し、ネクセンのショートとして活躍したキム・ハソン内野手(20)も34票を獲得した。