DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   韓国、ベネズエラにコールド勝ちで2勝目

ベネズエラ 2−13 韓国  (台湾・桃園国際)
(勝)イ・デウン  (敗)モナステリオ
本塁打) ベネズエラ : アポダカ  韓国 : ファン・ジェギュン 2


 11日のドミニカ共和国戦でWBSCプレミア12大会初勝利をあげた韓国代表チームは12日、グループリーグB3試合目としてベネズエラと対戦した。


 韓国は1回裏、ベネズエラの先発モナステリオから1番チョン・グヌ(ハンファ)がヒットで出塁し、2番ソン・アソプ(ロッテ)のセーフティーバントで無死1,2塁とチャンスをつくり、3番キム・ヒョンス(トゥサン)のタイムリーで2点を先制した。さらにこの回7番ファン・ジェギュン(ロッテ)のタイムリーで1点を追加し、ベネズエラはモナステリオから2番手カレーニョに交代した。ベネズエラは3回表、韓国の先発イ・デウン(千葉ロッテ)から8番アポダカの本塁打で1点を返し、9番ランダエタのヒットやイ・デウンの暴投、送りバントで3塁まで走者が進み、2番ペティットのタイムリーで2-3と追い上げた。
 韓国は3回裏、ベネズエラの3番手ブラセンシアからチャンスをつくるも生かせなかった。ベネズエラは4回表アポダカが2死から2塁打を打ち、捕手カン・ミンホのパスボールで走者は3塁まで進んだが、続くランダエタはイ・デウンの前に三振に倒れた。韓国は4回裏ファン・ジェギュンの本塁打、キム・ジェホ、キム・ヒョンスのタイムリーで6-2とリードを広げ、この回代わったベネズエラの4番手ジョニー・カラバイヨから4番イ・デホ(福岡ソフトバンク)のタイムリーで1点を追加した。ベネズエラは5回表もペティットフアン・リベラのヒットと死球、イ・デウンの暴投で2死2,3塁のチャンスをつくったが、5番ヒメネス(元ロッテ)は三振に倒れた。
 韓国は5回裏ファン・ジェギュンの2打席連続本塁打、チョン・グヌのタイムリー、代わったベネズエラの5番手ヘスス・マルティネスからソン・アソプの犠牲フライで3点を追加した。韓国は6回表から2番手ウ・ギュミン(LG)を登板させ、5番フランシスコ・カラバイヨ(オリックス)にヒットを打たれたが、6番ミゲル・マルティネスを併殺打に打ち取るなど無失点に抑えると、6回裏、ベネズエラの6番手カステヤーノ、7番手アルファロから相手のエラー、代打オ・ジェウォン(トゥサン)の犠牲フライで3点を追加した。韓国の3番手イ・テヤン(NC)は7回表を三者連続三振に抑え、この時点で11点差あったため規定(5回で15点、7回で10点以上)により韓国がコールド勝ちとなり、大会2勝目をあげた。

 
 要所を抑えイ・デウンは5回2失点、奪三振6で勝利投手となった。2試合連続2ケタ得点と爆発した打線ではファン・ジェギュンが4安打2本塁打3打点、キム・ヒョンスが3打点と活躍。韓国代表はグループリーグB4試合目として、14日19時(韓国時間)よりメキシコと台湾・天母野球場で対戦する。