ロッテは8日、イ・ジョンウン監督(49)を解任し、2016年シーズンからのチョ・ウォヌ新監督(44)の就任を発表した。契約期間2年、契約金3億ウォン、年俸2億ウォンの総額7億ウォンで契約した。ロッテは2015年シーズン10球団中8位に終わり、2013年5位、2014年7位と徐々に順位が下がり、3年連続でポストシーズン進出を逃していた。
ロッテの本拠地、釜山広域市出身のチョ・ウォヌ新監督は、大学卒業後1994年サンバンウルへ入団、俊足巧打の外野手として活躍した。サンバンウル解散後は2000年SK、2005年ハンファへと移籍し、2008年限りで現役を引退した。プロ15年間の通算成績は1368試合に出場、打率.282、1190安打、68本塁打、443打点、123盗塁。引退後はハンファ、ロッテ、トゥサンでコーチを歴任し、2015年シーズンはSKで作戦コーチ、そして首席コーチを務めた。現役時代ロッテとは縁がなかったが、出身地ということでまだ44歳の若き指揮官にロッテは再建を託すことになった。
なお、2014年シーズン終了後就任したイ・ジョンウン監督は、チームの低迷の責任を取る形でその職を追われることになった。現役時代、1992年のロッテの韓国シリーズ優勝に貢献したイ・ジョンウン監督だったが、低落傾向にあったチームを救うことはできなかった。
(10月8日現在の為替レート:1億ウォンが1030万5300円。)
(文責:ふるりん)