ネクセンは5日、ソウル市庁でソウル特別市(以下ソウル市)と、2016年シーズンから2017年までの2年間、高尺(コチョク)スカイドームを本拠地とする業務協約を結んだ。
高尺スカイドームは、ソウル市南西部の九老(クロ)区に完成したばかりの韓国初のドーム型野球場で、コンサートなどのイベントも開催できるようになっている。野球開催時は18000席で、2015年シーズンまでネクセンが本拠地としているソウル市の木洞野球場の14000席より収容人数は多い。ネクセンの高尺スカイドームへの本拠地移転は以前から協議が続けられてきたが、使用料や広告料収入などの問題でなかなか決着を見なかった。そこで2年と契約期間を定め、プロ野球の試合開催日の分だけ使用料を支払い、それによって発生した広告料などの収益をネクセンが得られるような形に落ち着いた。
2008年(当時はウリヒーローズ)の球団創設以降、ネクセンヒーローズの本拠地となってきた木洞野球場は、2016年以降少なくとも2017年まではアマチュア専用となる。ただし高尺スカイドームでも、大韓野球協会主催の高校・大学野球全国大会の準決勝・決勝などのアマチュア野球の試合、国際大会などを開催することになった。
(文責:ふるりん)