DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   首位サムソン6連勝 4位トゥサン4連勝  ロッテ6連敗で6位後退

サムソン 5−2 KT  (水原)
(勝)シム・チャンミン 6勝3敗  (セーブ)イム・チャンヨン 5勝2敗31S  (敗)ホン・ソンヨン 3敗
本塁打) サムソン : ナバーロ 46号
 KTは4回裏、サムソンの先発チョン・イヌクから9番パク・キヒョクのタイムリーで1点を先制した。KTの先発チョン・デヒョンは無失点だったが、5回表途中から2番手ジャマーノ(元福岡ソフトバンク)に交代し、5回裏5番キム・サンヒョンのタイムリーで1点を追加した。サムソンは6回表、KTの3番手ホン・ソンヨンから3番ナバーロの外国人選手シーズン本塁打新記録となる46号2ランで同点に追いつき、8回表、ホン・ソンホンからチャンスをつくると、代わったKTの4番手キム・ジェユンから5番パク・ソンミン、6番チェ・テインのタイムリーで5-2と逆転した。
 サムソンの2番手シム・チャンミン、3番手アン・ジマンは無失点に抑え、KTの5番手チェ・ウォンジェも追加点を与えなかった。最後は守護神イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)が抑え、首位サムソンが6連勝と5年連続公式戦優勝に向けてラストスパートに入った。6回から登板したシム・チャンミンが6勝目。すでに最下位が確定している新球団KTは、打線がつながらなかった。


キア 5−16 NC  (馬山)
(勝)スチュアート 7勝2敗  (敗)ユ・チャンシク 8敗
本塁打) キア : キム・ダウォン 5号、オ・ジュンヒョク 2号  NC : ソン・シホン 12,13号、テームズ 44号、チ・ソックン 11号、イ・ホジュン 21号
 NCは2回裏、キアの先発ユ・チャンシクから7番ソン・シホンの3ラン、2番キム・ジョンホのタイムリーで4点を先制し、ユ・チャンシクをノックアウトした。さらにこの回代わったキアの2番手ハン・スンヒョクから4番テームズも3ランを打った。さらに3回裏ハン・スンヒョク、キアの3番手イム・ギジュン、4番手ホン・ゴンヒィから8番チ・ソックンの2ラン、テームズへの押し出しの死球、5番ナ・ソンボムのタイムリー、6番イ・ホジュンの3ラン、ソン・シホンのこの試合2本目の本塁打で9点を追加し、3回までに16点を奪った。NCの先発スチュアートは5回無失点で降板した。
 キアは6回表、NCの2番手ソン・ミンハンから途中出場の4番の高卒新人ファン・デインの内野ゴロの間に1点、7回表、途中出場の9番イ・ホシンの犠牲フライで1点を返した。さらに8回表、NCの3番手パク・ミョンファンから途中出場の3番キム・ダウォン、途中出場の6番オ・ジュンヒョクの本塁打で3点を返し、パク・チュンピョ、大卒新人イ・ジョンソクも追加点を与えなかった。ノ・ソンホ、イム・チャンミンの継投で無失点に抑え、2位NCが大勝した。スチュアートは7勝目。打線ではソン・シホンが2本塁打4打点、テームズが1本塁打4打点と活躍。7位キアは先発ユ・チャンシクが2回持たず、試合の勝敗を最初から興ざめなものにしてしまった。


SK 12−4 ネクセン  (ソウル・木洞)
(勝)ケリー 9勝10敗   (敗)キム・サンス 1敗
本塁打) SK : ブラウン 27号  ネクセン : パク・ピョンホ 51号
 SKは2回表、ネクセンの先発キム・サンスから6番ブラウンの3ラン、9番キム・ガンミン、1番イ・ミョンギのタイムリーで5点を先制し、7番キム・ソンヒョンのタイムリーなどで2点を追加した。さらに6回表、ネクセンの2番手ムン・ソンヒョンから相手のエラー、3番イ・ジェウォン、4番チョン・ウィユンのタイムリーで3点を追加した。ネクセンは6回裏、SKの先発ケリーから4番パク・ピョンホの2ラン、9番パク・トンウォンのタイムリーなどで4点を返した。
 SKは7回表、ネクセンの3番手クム・ミンチョルから代打パク・チェサンのタイムリーで2点を追加した。ネクセンの4番手ペ・ヒムチャンは相手に追加点を与えなかった。7回以降シン・ジェウン、チョン・ユス、ムン・グァンウンの継投で相手の反撃を断ち、SKが快勝しトゥサンに敗れたロッテを抜いて5位に浮上した。6回途中まで4失点に抑えたケリーが9勝目。打線ではキム・ソンヒョンが3安打1打点、8番キム・ヨンフンが3安打と活躍。3位ネクセンでは、兵役を終え軍から除隊されたばかりのキム・サンスが3回7失点と結果を残せなかった。


トゥサン 3−2 ロッテ  (釜山・社稷ダブルヘッダー第1戦)
(勝)イ・ヒョンホ 4勝1敗  (セーブ)イ・ヒョンスン 2勝1敗16S  (敗)リンドブロム 13勝10敗
本塁打) ロッテ : カン・ミンホ 34号
 トゥサンは1回表、ロッテの先発リンドブロムから4番キム・ヒョンス、5番オ・ジェウォンのタイムリーで3点を先制した。ロッテは4回裏、トゥサンの先発イ・ヒョンホから6番カン・ミンホの3試合連続本塁打となる2ランで1点差に迫った。トゥサンは6回裏から2番手ハム・トクチュ、ロッテは7回表から2番手ホン・ソンミンをそれぞれ登板させた。
 ロッテはイ・ミョンウ、イ・ソンミンの継投で追加点を与えなかった。最後は3番手イ・ヒョンスンが抑え、4位トゥサンが逃げ切り3連勝となった。5回を2失点に抑えたイ・ヒョンホが4勝目。ロッテは先発リンドブロムが6回3失点と自身の役割を果たしたが、打線の援護がなく5連敗で、第1試合を終えた時点でSKを勝率で下回り6位に後退した。


トゥサン 10−6 ロッテ  (釜山・社稷ダブルヘッダー第2戦)
(勝)スウォーザック 5勝5敗  (セーブ)ユン・ミョンジュン 4勝6敗6S  (敗)ホン・ソンヨン 4勝4敗
本塁打) トゥサン : オ・ジェイル 13号、ヤン・ウィジ 20号、ホン・ソンフン 7号  ロッテ : ファン・ジェギュン 27号
 トゥサンは4回表、ロッテの先発ペ・ジャンホから6番チェ・ジュファンのタイムリーで1点を先制した。ロッテは4回裏、トゥサンの先発スウォーザックから相手のエラー、9番ムン・ギュヒョン、2番キム・ミンホのタイムリーで3-1と逆転した。トゥサンは6回表、ロッテの2番手カン・ヨンシクから3番オ・ジェイルの2ランで3-3の同点に追いついた。さらに7回表、ロッテの3番手ホン・ソンミンからチャンスをつくり、代わった4番手イ・ミョンウから代打ヤン・ウィジの2ランで勝ち越した。さらにこの回ロッテの5番手シム・スチャンから5番ホン・ソンフンの満塁本塁打でリードを広げた。
 ロッテは7回裏、トゥサンの2番手チン・ヤゴプから4番アドゥチのタイムリー、6番ファン・ジェギュンの2ランで3点を返した。トゥサンは8回表、ロッテの6番手キム・ウォンジュンから1番チョン・スビンのタイムリーで1点を追加した。ロッテの7番手の高卒新人チェ・ジェヨンは無失点に抑えた。最後は3番手ユン・ミョンジュンが抑え、4位トゥサンが4連勝と調子を上げてきた。6階を3失点に押さえたスウォーザックが5勝目。継投が機能しなかった6位ロッテは6連敗。打線ではキム・ムンホが3安打1打点と活躍。