DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  サムソン、乱打戦を制し首位を維持

 7月18日(土)、水原で2015年プロ野球オールスター戦が開催されるため公式戦は中断され、7月21日(火)再開される。


ネクセン 13−17 サムソン  (浦項
(勝)アン・ジマン 3勝2敗  (敗)キム・デウ 2勝3敗
本塁打) ネクセン :  パク・ピョンホ 30号  サムソン : ナバーロ 25,26号 
 ネクセンは1回表、サムソンの先発クロイドから5番キム・ミンソン、6番ユ・ハンジュンのタイムリーで2点、2回表2番スナイダーのタイムリーで1点を追加した。サムソンは2回裏、ネクセンの先発の高卒新人キム・テッキョンから8番イ・ジヨン、1番ク・ジャウクのタイムリーで3-3の同点に追いついた。ネクセンは3回表4番パク・ピョンホの3試合連続、4年連続30本となる本塁打、7番ユン・ソンミンのタイムリーで2点を勝ち越し、サムソンは3回裏3番ナバーロの本塁打で1点を返した。ネクセンは4回表、サムソンの2番手パク・クンホン、3番手シム・チャンミンから3番ソ・ゴンチャン、パク・ピョンホ、ユ・ハンジュンのタイムリーで3点、6回表、サムソンの4番手ぺク・チョンヒョンからユン・ソンミン、8番キム・ハソンのタイムリーで2点を追加した。
 サムソンは6回裏、ネクセンの2番手ハン・ヒョンヒィからク・ジャウク、2番パク・ヘミンのタイムリーで2点を返し、7回裏、ネクセンの3番手チョ・サンウからイ・ジヨンのタイムリー、ク・ジャウクへの押し出しの四球で1点差とすると、パク・ヘミンの内野ゴロの間に10-10の同点に追いついた。ネクセンは8回表、サムソンの6番手アン・ジマンからキム・ハソン、9番パク・トンウォンのタイムリーで3点を勝ち越した。だがサムソンは8回裏、ネクセンの4番手キム・デウから6番イ・スンヨプ(元オリックス)、イ・ジヨンのタイムリーで1点差とすると、代わったネクセンの5番手ソン・スンナクから相手のエラーで13-13の同点とすると、パク・ヘミンのタイムリーで逆転した。さらにこの回ナバーロのこの試合2本目の本塁打となる3ランでリードを広げた。
 最後は7番手イム・チャンヨン(元東京ヤクルト)が抑え、サムソンが乱打戦を制し首位を維持した。打線ではイ・ジヨンが4安打5打点、ナバーロが3安打2本塁打4打点、イ・スンヨプが3安打1打点、ク・ジャウク、パク・ヘミンが3打点、5番パク・ソンミンが3安打と活躍。4位ネクセンはリリーフが機能せず、得点しても失点を重ねる展開で上位との差を広げられた。打線ではユ・ハンジュンが3安打2打点、キム・ハソンが3打点と活躍。


SK 2−2 NC  (馬山)
 NCは1回裏、SKの先発ケリーから3番ナ・ソンボムの内野ゴロの間に1点を先制した。SKは4回表、NCの先発の新外国人スチュアートから3番チェ・ジョン、4番イ・ジェウォンのタイムリーで2-1と逆転した。NCは4回裏4番テームズのタイムリーで2-2の同点に追いついた。ケリーは6回2失点で降板し、SKは7回裏からムン・グァンウン、チェ・ビョンニョンと継投策をとった。スチュアートも7回2失点と好投し、NCは8回表からイム・ジョンホ、イ・ミンホが登板した。試合はこのまま延長戦に入った。
 イ・ミンホは10回以降も勝ち越し点を許さず、SKはユン・ギルヒョン、パク・チョンフンがピンチを抑え無失点を続けた。結局試合はお互いにチャンスを逃し続け12回を終えても決着がつかず、規定により引き分けとなった。同率2位で並んでいたトゥサンがKTに勝ったため、NCは単独3位に後退した。6位SKでは1番イ・ミョンギが3安打と活躍。


KT 0−3 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)チャン・ウォンジュン 9勝5敗   (セーブ)イ・ヒョンホ 1勝1敗4S  (敗)オクスプリング 7勝8敗
本塁打) トゥサン :  ヤン・ウィジ 15,16号
 トゥサンは2回裏、KTの先発オクスプリング(元阪神)から6番ヤン・ウィジの本塁打で1点を先制し、4回裏ヤン・ウィジの2打席連続本塁打で1点を追加した。トゥサンの先発チャン・ウォンジュンも無失点を続け、オクスプリングもこれ以上追加点を与えなかった。トゥサンは8回裏、KTの2番手ホン・ソンヨンからチャンスをつくると、代わったKTの3番手チャン・シファンからヤン・ウィジの犠牲フライで1点を追加した。
 9回表途中からオ・ヒョンテク、イ・ヒョンホの継投で相手の反撃を断ち、トゥサンが完封リレーで勝利しNCがSKに引き分けたため単独2位に浮上した、8回を無失点に抑えたチャン・ウォンジュンは9勝目。打線ではヤン・ウィジが2本塁打3打点と活躍。新球団KTではオクスプリングが7回2失点と好投したが、打線が2試合連続完封負けと援護に恵まれなかった。



ロッテ 7−4 ハンファ  (清州)
(勝)ホン・ソンミン 3勝2敗 (敗)ソン・チャンシク 4勝4敗
本塁打) ロッテ : アン・ジュンヨル 1号、チェ・ジュンソク 16,17号、アドゥチ 17号
 ロッテは2回表、ハンファの先発アン・ヨンミョンから8番アン・ジュンヨルのプロ2年目での初本塁打で1点を先制したが、先発ラリーは2回裏打者の頭部に死球をぶつけたため退場となった。ハンファは5回裏、ロッテの2番手ホン・ソンミンから1番イ・ヨンギュのタイムリーなどで2-1と逆転したが、ロッテは6回表5番チェ・ジュンソクの2試合連続本塁打で2-2の同点に追いつきアン・ヨンミョンはここで2番手パク・チョンジンに交代した。そして7回表、ハンファの3番手ソン・チャンシクから1番アドゥチの4試合連続本塁打となる3ランで逆転した。
 ロッテは8回表ソン・チャンシク、ハンファの4番手チョン・デフンからチェ・ジュンソクの2打席連続本塁打、9番ムン・ギュヒョンのタイムリーで2点を追加した。ハンファは8回裏、ロッテの6番手イ・ソンミンから相手の暴投、3番チョン・グヌの内野ゴロの間に2点を返したが、反撃もここまでで8位ロッテが逃げ切った。打線ではチェ・ジュンソクが3安打2本塁打2打点と活躍。敗れた5位ハンファでは1番イ・ヨンギュが3安打と活躍。


LG 1−15 キア  (光州)
(勝)ヤン・ヒョンジョン 9勝3敗    (敗)リュ・ジェグク 3勝5敗
本塁打) LG : チョン・ソンフン 8号  キア :  ペク・ヨンファン 2,3号、イ・ボムホ 15号、ピル 13号
 キアは1回裏、LGの先発リュ・ジェグクから3番ピルのタイムリーで1点を先制し、2回裏7番ペク・ヨンファンの本塁打で1点、4回裏ペク・ヨンファンの2打席連続本塁打で2点を追加した。LGは5回表、キアの先発ヤン・ヒョンジョンから3番チョン・ソンフンの本塁打で1点を返した。キアは6回裏、LGの2番手ルーカス、3番手シン・ジェウンから5番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)の本塁打、8番の大卒新人キム・ホリョン、1番キム・ジュチャン、2番シン・ジョンギルのタイムリーで5点を追加した。
 7位キアは7回裏、LGの4番手イ・スンヒョンから途中出場の1番パク・キナムへの押し出しの四球、代打キム・ダウォンのタイムリー、ピルの3ランで6点を追加し、キム・グァンス、ハン・ギジュ、パク・チョンスの継投で相手の反撃を断ち5連敗から脱出した。6回途中まで1失点に抑えたヤン・ヒョンジョンが9勝目。打線ではピルが3安打1本塁打4打点、ペク・ヨンファンが2本塁打3打点と活躍。9位LGは先発リュ・ジェグクが4回4失点で降板すると投手陣が崩壊し、打線も抑え込まれてしまった。