DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  2位NC4連勝

 4月後半からセウォル号沈没事故により自粛となっていた応援団長やチアリーダーによる応援活動が10日より再開された。


サムソン 5−5 ネクセン  (ソウル・木洞)
本塁打) サムソン : チェ・ヒョンウ 15号  ネクセン : パク・ピョンホ 27号、ユン・ソンミン 2号、カン・ジョンホ 18号
 ネクセンは1回裏、サムソンの先発バンデンハークから4番パク・ピョンホの3試合連続本塁打となる2ランで先制した。トゥサンは2回表、ネクセンの先発の新外国人ソーサから1番ナバーロの2点タイムリーで2-2の同点に追いついた。ネクセンは2回裏6番ユン・ソンミンの本塁打で1点を勝ち越した。サムソンは3回表4番チェ・ヒョンウの本塁打、8番イ・ジヨンのタイムリーで4-3と逆転した。サムソンは6回表ナバーロのタイムリーで1点を追加した。
 ネクセンは6回裏ユン・ソンミンの内野ゴロの間に1点を返し、8回裏、サムソンの3番手アン・ジマンから6番カン・ジョンホの本塁打で5-5の同点に追いついた。だが9回表が始まる前に雨で試合が中断され、結局2014年シーズン初の降雨コールドが宣告され引き分けに終わった。首位サムソンではナバーロが3打点と活躍。ネクセンはトゥサンがNCに敗れたため同率3位に並んだ。


NC 8−4 トゥサン  (ソウル・蚕室)
(勝)エリック 7勝  (敗)ユ・ヒィグァン 6勝2敗
本塁打) NC : モ・チャンミン 7号
 トゥサンは1回裏、NCの先発エリックから4番カントゥのタイムリーで2点を先制した。NCは2回表、トゥサンの先発ユ・ヒィグァンから7番ソン・シホンの2点タイムリーで2-2の同点に追いついた。トゥサンは2回裏3番キム・ヒョンスのタイムリーで1点を勝ち越し、3回裏7番イ・ウォンソクのタイムリーで1点を追加した。NCは4回表1番イ・ジョンウクの走者一掃となる3点タイムリーで逆転し、2番モ・チャンミンの内野ゴロの間に1点を追加した。
 エリックは4回以降得点を与えず、NCは9回表、トゥサンの6番手チョン・ジェフンからモ・チャンミン本塁打、5番テームズのタイムリーで2点を追加した。7回途中からソン・ジョンウク、ソン・ミンハン、キム・ジンソンの継投で相手の反撃を断ち、2位NCが4連勝と好調を維持している。7回途中まで4失点ながら打線の援護に恵まれたエリックが7勝目。打線ではモ・チャンミンが3安打1本塁打2打点、3番ナ・ソンボムが3安打と活躍。先発ユ・ヒィグァンが4回途中6失点と崩れたトゥサンは、サムソンと引き分けたネクセンと並んで同率3位。


LG 5−2 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)リュ・ジェグク 2勝3敗  (セーブ)ポン・ジュングン 3敗10S  (敗)チャン・ウォンジュン 6勝3敗
本塁打) ロッテ : カン・ミンホ 7号、ファン・ジェギュン 3号
 LGは2回表、ロッテの先発チャン・ウォンジュンか7番チェ・ウンソンのタイムリーで1点を先制した。ロッテは2回裏、LGの先発リュ・ジェグクから8番カン・ミンホの本塁打で1-1の同点に追いついた。LGは6回表相手のパスボールで1点を勝ち越し、ロッテは6回裏6番ファン・ジェギュンの本塁打で2-2の同点に追いついた。
 LGは7回表1番パク・ヨンテクの2点タイムリーでチャン・ウォンジュンをノックアウトすると、代わったロッテの2番手キム・サユルから3番イ・ジニョンのタイムリーで1点を追加した。最下位LGは7回以降ユ・ウォンサン、イ・ドンヒョン、ポン・ジュングンの継投で相手の反撃を断ち勝利した。6回まで2失点に抑えたリュ・ジェグクが2勝目。5位ロッテは再び勝率5割に戻った。


ハンファ 16−15 キア  (光州)
(勝)チョン・デフン 1勝1S  (セーブ)アン・ヨンミョン 1勝2敗1S  (敗)キム・ジヌ 1勝1敗
本塁打) ハンファ : ピーエイ 4号  キア : シン・ジョンギル 6号、イ・ボムホ 6号、イ・ジョンファン 2号
 ハンファは1回表、キアの先発キム・ビョンヒョン(元東北楽天)から4番キム・テギュン(元千葉ロッテ)のタイムリーで1点を先制した。キアは1回裏、ハンファの先発クレイから3番シン・ジョンギルの本塁打、6番アン・チホンのタイムリーで2-1と逆転した。さらに2回裏1番イ・デヒョン、2番キム・ジュチャンのタイムリーで2点を追加すると、この回代わったハンファの2番手ファン・ジェギュから6番イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)の3ラン、7番キム・ウォンソプのタイムリーで8-1とリードを広げた。
 ハンファは3回表キム・ビョンヒョン、キアの2番手チェ・ヨンピルから2番ハン・サンフン、7番チェ・ジンヘン、8番キム・ギョンオンのタイムリーなどで6点を返した。キアは3回裏ハンファの3番手マ・イリョン、4番手ソン・チャンシクからシン・ジョンギル、4番ナ・ジワンのタイムリーで2点を追加した。ハンファは4回表相手のエラー、5番ピーエイのタイムリーで9-10と追い上げた。キアは7回裏、ハンファの5番手ユン・グニョンからキム・ジュチャンのタイムリーで1点を追加した。ハンファは8回表、キアの6番手アセンシオ、7番手ハン・スンヒョクからピーエイの2ラン、チェ・ジンヘンのタイムリーで12-11と逆転した。
 キアは8回裏、ハンファの6番手ユン・ギュジンからキム・ウォンソプのタイムリー、代打イ・ジョンファンの2ラン、キム・ジュチャンのタイムリーで15-12と逆転した。ハンファは9回表、キアの8番手パク・チュンピョ、9番手キム・ジヌから3番チョン・グヌ、ピーエイ、6番ソン・グァンミンのタイムリーで16-15と再び逆転に成功した。最後は9番手アン・ヨンミョンが抑え、8位ハンファが5時間近い乱打戦を制した。8番手チョン・デフンが勝利投手。アン・ヨンミョンは2010年8月以来のセーブ。打線ではピーエイが3安打1本塁打5打点と活躍。7位キアは相手の17安打を上回る20安打を記録しながら、投手陣が全く抑えられず敗れた。打線ではキム・ジュチャンが5安打3打点、シン・ジョンギルが4安打1本塁打2打点、9番の大卒新人カン・ハヌルが3安打と活躍。またキアはプロ野球史上初めて1試合で5本の3塁打を記録した。