DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  首位サムソン、逆転勝ちで6連勝  ネクセン3位浮上


 7月20日から23日まで、21日にオールスター戦が開催されるため公式戦は中断される。


サムソン 6−5 ハンファ   (大田)
(勝)オ・スンファン 2勝1敗20S  (敗)ショーン・ヘン 2敗
本塁打) ハンファ : イ・デス 2号
 この日のハンファは、特別イベントとして前身に相当するピングレイーグルス風のユニフォームを全員着用していた。ハンファは2回裏、サムソンの先発ゴードンから7番イ・デスの3ラン、1番カン・ドンウのタイムリー、2番ハン・サンフンの犠牲フライで5点を先制した。ハンファの先発パク・チャンホ(元オリックス)も5回を無失点と好投した。サムソンは2番手以降のチャ・ウチャン、ペ・ヨンスなど先発ローテーション投手が好投すると、7回表、ハンファの3番手キム・ヒョンミンから6番イ・ジヨン、代打カン・ボンギュのタイムリー、相手の暴投で3点を返した。
 サムソンは8回表、ハンファの4番手ボーティスタから5番チェ・ヒョンウのタイムリーで1点差とし、9回表、ハンファの6番手ショーン・ヘンから1番パク・ハニのタイムリーで5−5の同点に追いついた。ハンファは9回裏、サムソンの5番手チョン・ヒョヌクからサヨナラ勝ちのチャンスを作ったが、ここで登板したサムソンの守護神オ・スンファンは連続三振で見事に防いだ。
 サムソンは10回表、ショーン・ヘンからチャンスを作ると、代わったハンファの7番手ソン・チャンシクからイ・ジヨンのタイムリーで1点を勝ち越し、ついに逆転した。最後はオ・スンファンが抑え、首位サムソンが5点差を逆転し6連勝となった。15安打と爆発した打線ではイ・ジヨンが3安打2打点、4番パク・ソンミン、8番チョ・ドンチャンも3安打と活躍。最下位ハンファは課題のリリーフが打たれ追加点も奪えず3連敗で、今の低迷を象徴するような試合だった。14安打と爆発した打線では6番コ・ドンジンが3安打と活躍。


(3安打2打点と活躍したイ・ジヨン。)

 

ロッテ 3−5 ネクセン   (ソウル・木洞)
(勝)パク・ソンフン 3勝2敗  (セーブ)ソン・スンナク 3勝2敗19S  (敗)サドースキー 5勝4敗
 ロッテは1回表、ネクセンの先発キム・ヨンミンから4番ホン・ソンフンのタイムリーで1点を先制した。ネクセンは1回裏、ロッテの先発サドースキーから5番カン・ジョンホのタイムリーで1−1の同点に追いついた。ロッテは3回表5番パク・チョンユンのタイムリーで1点を勝ち越したが、ネクセンは3回裏3番イ・テックンの内野ゴロの間に2−2の同点に追いついた。ロッテは4回表、ネクセンの2番手の高卒新人ハン・ヒョンヒィから2番キム・ジュチャンの犠牲フライで1点を勝ち越したが、ネクセンは4回裏相手の暴投、9番キム・ミンソンのタイムリーで4−3と逆転し、サドースキーをノックアウトした。
 ネクセンは5回裏、ロッテの2番手イ・スンホからイ・テックンのタイムリーで1点を追加し、パク・ソンフン、ムン・ソンヒョンのリリーフ陣も好投した。最後は守護神ソン・スンナクが抑え、ネクセンが逆転勝ちでトゥサンがキアに敗れたため3位に浮上した。2位ロッテは先発サドースキーが4回途中4失点と打たれてしまい、打線もつながりを欠いた。打線では7番ファン・ジェギュンが3安打と活躍。 


トゥサン 0−6 キア   (光州)
(勝)アンソニー 7勝7敗  (敗)イ・ヨンチャン 7勝7敗
本塁打) キア : チェ・ヒィソプ 6号
 キアは2回裏、トゥサンの先発イ・ヨンチャンから8番チャ・イルモクへの押し出しの四球、9番ホン・ジェホのタイムリーで4点を先制した。キアの先発アンソニー・レルー(元福岡ソフトバンク)は好投を続け、キアは5回裏、トゥサンの2番手イ・ヘェチョン(元東京ヤクルト)から4番チェ・ヒィソプの2ランでリードを広げた。トゥサンは6回以降高卒新人ピョン・ジンス、イム・テフンの継投で追加点を与えなかった。
 キアは8回以降ユン・ソンミン、大卒新人パク・チフン、チェ・ヒャンナムの継投で相手の反撃を断ち完封勝ちを収めた。7回を無失点に抑えたアンソニーは7勝目。だが勝率の関係で5位SK、6位キアとなった。トゥサンは先発イ・ヨンチャンが5回持たず、打線もいいところがなく、ネクセンがロッテに勝ったため4位に後退した。


SK 8−2 LG   (ソウル・蚕室)
(勝)マリオ 4勝2敗  (敗)ジュキッチ 9勝4敗
本塁打) SK : チョン・グヌ 7号
 LGは2回裏、SKの先発マリオから8番キム・テグンのタイムリーで1点を先制し、4回裏7番オ・ジファンの併殺打の間に1点を追加した。SKは5回表、LGの先発ジュキッチから9番キム・ソンヒョン、1番チョン・グヌ、3番チェ・ジョンのタイムリーで4−2と逆転し、6回表、LGの2番手ウ・ギュミンからキム・ソンヒョンのタイムリーで1点を追加した。
 5位SKは8回表、LGの6番手キム・ギピョからチョン・グヌの3ランでダメを押し、イ・ジェヨン、パク・ヒィス、チェ・ヨンピル、チョン・ウラムの継投で相手の反撃を断ち逆転勝ちした。6回途中まで2失点に抑えたマリオが4勝目。17安打と爆発した打線ではチェ・ジョンが4安打2打点、キム・ソンヒョンが3安打2打点、チョン・グヌが1本塁打4打点、8番パク・チョングォンが4安打と活躍。7位LGは先発ジュキッチが5回途中4失点と打たれ、打線も逆転されると元気がなくなった。