ロッテは13日、先日FA(フリーエージェント)を申請したチョン・デヒョン投手(33)と契約期間4年、契約金10億ウォン、年俸5億ウォン、オプション6億ウォンの総額最大36億ウォンで契約した。
チョン・デヒョンは慶煕大学校在学時の2000年シドニー五輪韓国代表に選ばれ、卒業後の2001年SKへ入団した。右アンダースローからの変化球を武器にプロでも活躍し、2004年16ホールドをあげ中継ぎの柱に成長した。2006年から抑えとして登板するようになり、チーム事情によっては中継ぎでも起用されることが多く、2007年、2008年、2010年とSKの3度の韓国シリーズ優勝に貢献した。また、2008年北京五輪決勝のキューバ戦では9回裏1死満塁のピンチで登板し、併殺打で見事韓国代表の優勝に貢献するなど、国際大会でも活躍してきた。
2011年シーズンは中継ぎに抑えに活躍し、53試合に登板、3勝3敗16セーブ11ホールド、防御率1.48の成績だった。オフにFAを申請し、前所属球団のSKと交渉したが決裂し、メジャーリーグ移籍のため渡米しボルティモアオリオールズと契約するという話もあったが、諸事情で断念した。結局韓国に戻ってロッテと交渉し、契約に至った。プロ11年間の通算成績は477試合に登板、32勝22敗99セーブ76ホールド、防御率1.93。
ロッテはFAを行使していた元SKのイ・スンホ投手とも契約していて、SKから2人の投手を補強した形となった。