DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  FAチョン・デヒョン、ロッテと4年契約

 ロッテは13日、先日FA(フリーエージェント)を申請したチョン・デヒョン投手(33)と契約期間4年、契約金10億ウォン、年俸5億ウォン、オプション6億ウォンの総額最大36億ウォンで契約した。
 チョン・デヒョンは慶煕大学校在学時の2000年シドニー五輪韓国代表に選ばれ、卒業後の2001年SKへ入団した。右アンダースローからの変化球を武器にプロでも活躍し、2004年16ホールドをあげ中継ぎの柱に成長した。2006年から抑えとして登板するようになり、チーム事情によっては中継ぎでも起用されることが多く、2007年、2008年、2010年とSKの3度の韓国シリーズ優勝に貢献した。また、2008年北京五輪決勝のキューバ戦では9回裏1死満塁のピンチで登板し、併殺打で見事韓国代表の優勝に貢献するなど、国際大会でも活躍してきた。
 2011年シーズンは中継ぎに抑えに活躍し、53試合に登板、3勝3敗16セーブ11ホールド、防御率1.48の成績だった。オフにFAを申請し、前所属球団のSKと交渉したが決裂し、メジャーリーグ移籍のため渡米しボルティモアオリオールズと契約するという話もあったが、諸事情で断念した。結局韓国に戻ってロッテと交渉し、契約に至った。プロ11年間の通算成績は477試合に登板、32勝22敗99セーブ76ホールド、防御率1.93。
 ロッテはFAを行使していた元SKのイ・スンホ投手とも契約していて、SKから2人の投手を補強した形となった。