DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  ロッテ、SKに大勝し2位再浮上

キア 2−5 サムソン  (大邱
(勝)ジャマーノ 5勝1敗  (セーブ)オ・スンファン 1勝43S  (敗)ロペス 11勝9敗1S
 サムソンは3回裏、キアの先発ロペスから9番ソン・ジュインのタイムリーで1点を先制し、2番パク・ハニの内野ゴロの間に1点を追加した。キアは4回表、サムソンの先発ジャマーノ(元福岡ソフトバンク)から5番キム・サンヒョンの内野ゴロの間に1点を返した。サムソンは6回裏5番パク・ソンミン、7番チョ・ドンチャンのタイムリーで3点を追加し、ロペスをノックアウトした。
 キアは9回表、サムソンの守護神オ・スンファンから途中出場の7番ユ・ジェウォンの2007年以来4年ぶりの打点となるタイムリーで1点を返したが、反撃もここまでで首位サムソンが逃げ切り、公式戦優勝へのマジックナンバーを5に減らした。8回を1失点に抑えたジャマーノが5勝目。オ・スンファンは43セーブ目。4位キアは先発ロペスが7回途中5失点とこの日も冴えず自身4連敗で、首位サムソンの前に屈した。打線では3番アン・チホンが4安打と活躍。2011年シーズン最終戦となったこのカードは、サムソンが12勝7敗と勝ち越した。


SK 2−12 ロッテ  (釜山・社稷
(勝)ソン・スンジュン 12勝9敗  (敗)ゴードン 5勝3敗
本塁打) SK : パク・チョングォン 11号、チョン・サンホ 8号  ロッテ : イ・デホ 27号 
 ロッテは1回裏、SKの先発ゴードンから3番キム・ジュチャンの犠牲フライ、4番イ・デホのタイムリー、8番ファン・ジェギュンへの押し出しの四球で3点を先制した。SKは2回表、ロッテの先発ソン・スンジュンから5番パク・チョングォン、8番チョン・サンホの本塁打で2点を返した。両先発はその後追加点を与えず、SKは6回から2番手イ・スンホ(背番号20)を登板させた。ロッテは7回裏、SKの3番手イ・ジェヨン、4番手シン・スンヒョンから4番イ・デホの3ラン、ファン・ジェギュンの犠牲フライ、9番ムン・ギュヒョン、1番チョン・ジュヌのタイムリーで7点を追加した。
 ロッテは8回裏、SKの6番手キム・グァンヒョンから途中出場の7番ソン・ヨンソク、ファン・ジェギュンのタイムリーで2点を追加し、7回途中からイム・ギョンワン、キム・サユルの継投で相手の反撃を断ち、終盤の打線の爆発でSKから1日で2位の座を奪い返した。7回途中まで2失点に抑えたソン・スンジュンが12勝目。打線ではイ・デホが1本塁打4打点、ファン・ジェギュンが3打点と活躍。3位に後退したSKは、打線が相手の好守備にも阻まれチャンスを生かせずにいると投手陣が崩壊し、大敗を喫した。2011年シーズン最終戦となったこのカードは、SKが10勝8敗1分けと勝ち越した。


(7回裏イ・デホが3ランを打つ。)
 

ネクセン 6−2 LG  (ソウル・蚕室)
(勝)カン・ユング 2勝  (敗)ユ・ウォンサン 1勝5敗
本塁打) ネクセン : チ・ソックン 2号、アルドリッジ 20号 
 ネクセンは1回表、LGの先発ユ・ウォンサンから相手のエラーで1点を先制し、3回表3番ユ・ハンジュンのタイムリーで1点を追加した。LGは3回裏、ネクセンの先発カン・ユングから2番イ・ジニョンのタイムリーで1点を返した。ネクセンは5回表9番チ・ソックンのソロ、5番アルドリッジの3ランと2本塁打で4点を追加しユ・ウォンサンをノックアウトした。LGは5回裏イ・ジニョンの内野ゴロの間に1点を返した。
 最下位ネクセンは6回以降イ・ボグン、オ・ジェヨン、守護神ソン・スンナクの継投で相手の反撃を断ち快勝した。長期にわたり肘の故障で戦線を離脱していたものの5回を2失点に抑えたカン・ユングは、2010年4月以来の先発勝利となる2勝目。5位LGは先発ユ・ウォンサンが5回途中6失点と打たれてしまい、自身の連敗を4に伸ばしてしまった。


(2010年4月以来の先発勝利を挙げたカン・ユング。) 


トゥサン 1−8 ハンファ  (大田)
(勝)ヤン・フン 6勝9敗  (敗)イ・ヨンチャン 5勝9敗
本塁打) ハンファ : ガルシア 16号、ハン・サンフン 3号
 ハンファは1回裏、トゥサンの先発イ・ヨンチャンから3番コ・ドンジンのタイムリー、5番ガルシア(元オリックス)の3ランで4点を先制した。ハンファの先発ヤン・フンは無失点の好投を続け、5回裏4番チェ・ジンヘンのタイムリーで1点を追加した。トゥサンは7回表、2番オ・ジェウォンの内野ゴロの間に1点を返した。ハンファは8回裏、トゥサンの2番手ソ・ドンファンから2番ハン・サンフンの3ランでダメを押した。
 ハンファは8回以降シン・ジュヨン、ボーティスタの継投で相手の反撃を断って大勝し、トゥサンを抜いて6位に浮上した。7回を1失点に抑えたヤン・フンは自身3連勝となる6勝目。打線ではチェ・ジンヘンが3安打1打点と活躍。7位に後退したトゥサンは先発イ・ヨンチャンが6回5失点といいところがなく、打線も5安打に抑えられてしまった。