DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   オ・スンファン(サムソン)、史上最速の通算200セーブ

 ネクセン−SK(仁川・文鶴)、ロッテ−LG(ソウル・蚕室)、トゥサン−ハンファ(大田)は雨天中止。


キア 3−7 サムソン 大邱
(勝)ユン・ソンファン 9勝4敗  (セーブ)オ・スンファン 1勝35S  (敗)ユン・ソンミン 13勝4敗1S
本塁打) キア : シン・ジョンギル 3号 サムソン : チェ・ヒョンウ 20,21号
 キアは1回表、サムソンの先発ユン・ソンファンから4番ナ・ジワンの内野ゴロの間に1点を先制した。サムソンは2回裏、キアの先発ユン・ソンミンから4番チェ・ヒョンウの2009年以来3年連続20本塁打で1−1の同点に追いついた。キアは3回表3番キム・ウォンソプのタイムリーで1点を勝ち越したが、サムソンは4回裏チェ・ヒョンウの2打席連続本塁打で2−2の同点に追いついた。キアは5回表、2番シン・ジョンギルの本塁打で1点を勝ち越した。サムソンは6回裏1番キム・サンスの3点タイムリーで5−3と一気に逆転した。
 サムソンは7回裏、キアの2番手チョ・テスから6番チョ・ヨンフンのタイムリーで1点、8回裏、キアの3番手パク・ソンホから3番パク・ソンミンのタイムリーで1点を追加した。7回途中からクォン・ヒョク、アン・ジマン、守護神オ・スンファンの継投で相手の反撃を断ち、首位攻防戦第1戦を制し2位キアとの差を広げ、首位の座を固めてきた。7回途中まで3失点に抑えたユン・ソンファンが9勝目。打線ではチェ・ヒョンウが3安打2本塁打2打点と活躍。
 なお、オ・スンファンはプロ7年目、332試合と史上最速で3人目となる個人通算200セーブを達成。試合後200セーブ達成のセレモニーが行われたが、そのときに上がった花火で野球場のバックスクリーンの電光掲示板で小さな火災が発生し、消防車が出動した。2位キアは、自身初の同じ打者(チェ・ヒョンウ)に2打席連続本塁打を浴びたユン・ソンミンが6回途中5失点で降板し、現在最多勝争いトップ(13勝)の面影はなく、首位サムソンがさらに遠のいた。