DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

   ネクセン4連勝で3位浮上

LG 5−3 SK (仁川・文鶴)
(勝)シン・ジョンナク 8勝5敗  (セーブ)ポン・ジュングン 7勝36S  (敗)チン・ヘス 2勝4敗
本塁打) SK : チェ・ジョン 27号、パク・チェサン5号
 LGは2回表、SKの先発ぺク・インシクから7番ソン・ジュインのタイムリーで1点を先制した。SKは4回裏、LGの先発シン・ジョンナクから3番チェ・ジョンの本塁打で1-1の同点に追いついた。LGは5回表2番パク・ヨンテクのタイムリーで1点を勝ち越した。SKは6回裏2番パク・チェサンの2ランで逆転した。LGは7回表、SKの2番手チン・ヘスから3番イ・ジニョン、5番イ・ビョンギュ(背番号9、元中日)のタイムリーで4-3と逆転すると、代わったSKの3番手イ・ジェヨンからソン・ジュインへの押し出しの死球で1点を追加した。
 首位LGは7回以降イム・ジョンウ、ユ・ウォンサン、イ・サンヨル、イ・ドンヒョン、守護神ポン・ジュングンの継投で相手の反撃を断ち逆転勝ちし、11年ぶりのポストシーズン進出(公式戦4位以上)へさらに前進した。6回を3失点に抑えたシン・ジョンナクが打線の援護もあって8勝目。打線ではソン・ジュインが3安打2打点、パク・ヨンテクが3安打1打点と活躍。5位SKはリリーフが打たれ3連敗で、4位以上との差が広がっていくばかりである。


トゥサン 3−4 サムソン (浦項
(勝)ユン・ソンファン 11勝8敗  (セーブ)オ・スンファン 3勝25S  (敗)ユ・チャンジュン 1敗
本塁打) トゥサン : ソン・シホン 1号
 サムソンは1回裏、トゥサンの先発ユ・チャンジュンから4番チェ・ヒョンウ、6番ウ・ドンギュンのタイムリーで3点を先制した。トゥサンは4回表、サムソンの先発ユン・ソンファンから5番ホン・ソンフン、7番ソン・シホンのタイムリーで2点を返した。サムソンは5回裏、トゥサンの2番手オ・ヒョンテクから2番パク・ハニのタイムリーで1点を追加した。トゥサンはキム・ソヌ、ピョン・ジンスの継投で追加点を与えず、サムソンも7回途中からクォン・ヒョク、アン・ジマンと継投策に出た。
 トゥサンは9回表、サムソンの守護神オ・スンファンからソン・シホンの本塁打で1点を返したが、反撃もここまでで、2位サムソンが接戦を制した。7回途中まで2失点に抑えたユン・ソンファンが11勝目。トゥサンはプロ初先発となったユ・チャンジュンが4回3失点で交代し、反撃も一歩及ばず、同率3位で並んでいたネクセンがロッテに勝ったため、4位に後退。打線ではソン・シホンが3安打1本塁打2打点と活躍。
 

ネクセン 7−1 ロッテ (釜山・社稷
(勝)ムン・ソンヒョン 5勝3敗  (セーブ)マ・ジョンギル 2勝1敗1S  (敗)ソン・スンジュン 9勝6敗
本塁打) ネクセン : パク・ピョンホ 30号
 ネクセンは3回表、ロッテの先発ソン・スンジュンから1番ソ・ゴンチャン、3番イ・テックンのタイムリー、4番パク・ピョンホの30号本塁打一番乗りとなる3ランで5点を先制した。ロッテは3回裏、ネクセンの先発ムン・ソンヒョンから1番の大卒新人チョ・ホンソクのタイムリーで1点を返し、6回からカン・ヨンシク、ホン・ソンミンの継投策で追加点を与えなかった。ネクセンは8回から2番手カン・ユングを登板させ、9回表、ロッテの4番手イ・ジモからパク・ピョンホのタイムリーで2点を追加した。
 最後は3番手マ・ジョンギルが抑え、ネクセンが快勝し4連勝で、同率3位で並んでいたトゥサンがサムソンに敗れたため、単独3位に浮上した。7回を1失点に抑えたムン・ソンヒョンが5勝目。マ・ジョンギルは2009年のハンファ在籍時以来4年ぶりのセーブ。2年連続30本塁打を記録したパク・ピョンホが3安打1本塁打5打点と活躍。6位ロッテは先発ソン・スンジュンが5回5失点と打たれ、打線も元気がなく勝率5割に戻ってしまい、本拠地・社稷野球場には寂しい秋風が吹き続けていた。


キア 5−2 ハンファ (大田)
(勝)ビロー 3勝2敗  (セーブ)ユン・ソンミン 3勝6敗7S  (敗)イブランド 6勝12敗
 キアは1回表、ハンファの先発イブランドから4番ナ・ジワンのタイムリーで2点を先制した。ハンファは3回裏、キアの先発ビローから3番イ・ヤンギのタイムリーで1点を返した。キアは6回表ナ・ジワン、5番キム・ジュヒョンのタイムリーで2点を追加し、8回から2番手シン・スンヒョンを登板させた。さらに9回表8番イ・ジュンホのタイムリーで1点を追加した。
 ハンファは9回裏、キアの3番手ユン・ソンミンから6番キム・テワンのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまでで7位キアが勝利した。7回を1失点に抑えたビローは3勝目。打線ではナ・ジワンが2安打3打点と活躍。最下位ハンファは、イブランドが5失点完投ながらも自身の連勝が3で止まった。打線では2番イ・デスが3安打と活躍。