キアは27日、2010年から日本プロ野球・福岡ソフトバンクに所属していたイ・ボムホ内野手(29)と契約金8億ウォン、年俸4億ウォンの総額12億ウォン、契約期間1年で契約したと発表した。
イ・ボムホは高校卒業後2000年ハンファに入団し、サードのレギュラーとして中軸を任されてきた。2006、2009年と2度のWBC(ワールドベースボールクラシック)に韓国代表として出場し、2009年大会では大会終盤サードのスタメンで活躍した。それがきっかけとなり、2009年オフＦＡ(フリーエージェント)で福岡ソフトバンクへ移籍した。しかし福岡ソフトバンクではわずか48試合に出場、4本塁打とまったくの期待外れに終わり、2010年オフ野手の補強を進めたことで今後の1軍での出場機会が見込めなくなっていた。
2009年、2010年と2年連続最下位に沈んだ古巣ハンファへ復帰するという話も出たが、福岡ソフトバンクでの1億円という高年俸もあって交渉がまとまらなかった。そこで前年の韓国シリーズ優勝から2010年は5位にとどまったキアが、打線の軸となる大型野手の獲得に乗り出し、破格の待遇でイ・ボムホと契約するに至った。2009年オフＦＡを行使したイ・ボムホの獲得に際し、韓国での規定が適応されキアはハンファにイ・ボムホの2009年の年俸(3億3000万ウォン)の3倍と人的補償(18名の保護選手以外)1名か、2009年の年俸の4.5倍を支払わなくてはならない。なお、キアから福岡ソフトバンクへの移籍金は発生しない。イ・ボムホの韓国通算10年間の成績は1120試合に出場、打率.265、917安打、160本塁打、1617打点、39盗塁。
（1月27日現在の為替レート : 1000万ウォンが約74万6000円。)
（文責 : ふるりん）
