DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

イ・ボムホ(元福岡ソフトバンク)、現役引退

 キアのイ・ボムホ内野手(37)は7月13日、ハンファ戦を自身の引退試合とし、キアの本拠地・光州キアチャンピオンスフィールドは超満員の観客で埋まった。

 イ・ボムホは高校卒業後2000年にハンファへ入団し、強打の三塁手として活躍した。野球韓国代表では2006年、2009年とWBC(ワールドベースボールクラシック)に2大会連続で出場し、特に2009年決勝での9回裏の同点タイムリーは印象的であった。2010年に日本プロ野球福岡ソフトバンクに移籍するも、2011年にキアへ移籍した。これは国外の球団へ移籍するも韓国復帰の際に古巣へ戻らなかったプロ野球選手の最初の例となった。

 キアでも持ち前の長打力で活躍し、2016年には自身最多の33本塁打を記録した。2017年にはキアの韓国シリーズ優勝に貢献し、2018年も20本塁打と健在ぶりを示した。だが2019年シーズンは故障で出番が減り、現役引退を決意した。7月13日、ハンファ戦を自身の引退試合とし、キアの本拠地・光州キアチャンピオンスフィールドは超満員の観客で埋まった。

 

 イ・ボムホは高校卒業後2000年にハンファへ入団し、強打の三塁手として活躍した。野球韓国代表では2006年、2009年とWBC(ワールドベースボールクラシック)に2大会連続で出場し、特に2009年決勝での9回裏の同点タイムリーは印象的であった。2010年に日本プロ野球福岡ソフトバンクに移籍するも、2011年にキアへ移籍した。これは国外の球団へ移籍するも韓国復帰の際に古巣へ戻らなかったプロ野球選手の最初の例となった。

 

 キアでも持ち前の長打力で活躍し、2016年には自身最多の33本塁打を記録した。2017年にはキアの韓国シリーズ優勝に貢献し、2018年も20本塁打と健在ぶりを示した。だが2019年シーズンは足の負傷で出場機会が減少し、20代の選手の台頭もあって現役を引退することにした。7月13日のハンファ戦では6番三塁で先発出場し、3打数無安打で6回表の守備でパク・チャンホに交代した。5回裏の2死満塁、本塁打が出れば同点の場面でレフトフライに倒れたのが現役最後の打席となった。2019年シーズンの成績は19試合に出場、打率.231、1本塁打、5打点、0盗塁の成績だった。

 引退試合ではキアの選手たちがイ・ボムホに敬意を表し、特別にイ・ボムホのつけていた背番号25を全員がつけて出場した。試合終了後には盛大な引退セレモニーが開かれ、キア、ハンファを問わず場内の観客、選手・関係者たちから惜しみない拍手が送られた。そして長年自身が守ってきた三塁で、2019年シーズンに三塁のレギュラーへと台頭したパク・チャンホへ背番号25を譲り、後進へと未来を託し心置きなくグラウンドから去っていった。

 

 イ・ボムホのプロ通算19年間(韓国のみ)の成績は2001試合に出場、打率.271、1727安打、329本塁打(歴代5位)、1127打点(歴代8位)、49盗塁。個人打撃タイトルとは縁がなかったが、特筆すべきは満塁本塁打は個人通算17本塁打プロ野球歴代最多で、勝負強さが身上の選手であった。

 

f:id:takefumif:20190714031108j:plain

f:id:takefumif:20190714031129j:plain

f:id:takefumif:20190714031140j:plain

イ・ボムホ

 

(文責:ふるりん