キアは14日、2009年シーズンオフFAを申請したチャン・ソンホ(32)と契約期間1年、前年比3億ウォン減の年俸2億5000万ウォンで再契約した。これで2009年シーズンオフのFA選手の動向がすべて決まった。
2005年シーズンオフ以来2度目のFA行使となった左の好打者チャン・ソンホは、2007年一塁のポジションが重なる元メジャーリーガーのチェ・ヒィソプの入団以降外野に転向するなど出場機会が減り、1998年から2006年まで9年連続打率3割を超えた打撃に衰えが見えるようになった。そして4年契約が切れた2009年シーズンオフ、FAを申請し行使したが、獲得した場合多額の補償金をキアに払わなくてはならない高額年俸(2009年は5億5000万ウォン)が足かせとなり、2009年シーズンは88試合に出場、打率.284、7本塁打、38打点、7盗塁と、年俸に見合う活躍を見せなかったチャン・ソンホに声をかけるキア以外の球団はなかった。
そのため、チャン・ソンホは球団側に、キム・テギュン、イ・ボムホの日本球界進出により野手の層が薄くなったハンファへのトレードを要請したが、それもかなわず、日本での春季キャンプ出発を前に、キアと再契約することとなった。2010年シーズンは、2002年首位打者に輝いた自慢の打撃を取り戻す復活をかけた1年となる。プロ14年間の通算成績は1607試合に出場、打率.306、1741安打、195本塁打、882打点、96盗塁。