SK 10−4 トゥサン (ソウル・蚕室、ダブルヘッダー第1戦)
(勝)イ・スンホ(背番号37) 2勝 (敗)コ・チャンソン 5勝4敗
(本塁打) SK : イ・ホジュン 8号 トゥサン : キム・ヒョンス 23号
マジックナンバーを1としてこの試合に勝てば2年ぶりの公式戦優勝となるSKだったが、トゥサンは1回裏SKの先発門倉(元読売)から4番キム・ヒョンスの3ランで先制した。SKは2回表、トゥサンの先発ヒメネスから4番イ・ホジュンの本塁打で1点を返し、3回表トゥサンの2番手ウォーランド(元横浜)から3番パク・チョングォンの2点タイムリーで3−3の同点に追いついた。SKは6回表トゥサンの3番手コ・チャンソン、4番手イ・ヒョンスンから8番パク・キョンワン、9番ナ・ジュファン、1番チョン・グヌ、パク・チョングォンのタイムリーで5点を勝ち越した。トゥサンは8回裏SKの5番手ソン・ウンボムから途中出場の6番チェ・スンファンの犠牲フライで1点を返した。
SKは9回表トゥサンの6番手の高卒新人チョン・デヒョンから相手のエラー、5番チェ・ジョンのタイムリーで2点を追加し、最後はソン・ウンボムが抑えて快勝し、2008年以来2年ぶり3度目の公式戦優勝を果たし、2007年以来4年連続となる韓国シリーズ出場(史上2チーム目)を決めた。3回途中から5回途中まで無失点に抑えた2番手イ・スンホ(背番号37)が2勝目。打線ではパク・チョングォンが3打点と活躍。3位トゥサンは3連勝で止まり、過去3年間ポストシーズンで敗れているライバルSKの目前での胴上げを阻止できなかった。なお、この日試合のなかったサムソンの公式戦2位、2年ぶりのプレーオフ出場も確定した。
SK 11−8 トゥサン (ソウル・蚕室、ダブルヘッダー第2戦)
(勝)チョン・ビョンドゥ 5勝2敗 (敗)イ・ヒョンスン 3勝6敗2S
(本塁打) SK : アン・チヨン 1号、チョン・サンホ 3,4号 トゥサン : キム・ヒョンス 24号、イ・ドゥファン 1号
ダブルヘッダー第2戦となったこの試合では、SKは1回表トゥサンの先発イ・ウォンジェから3番アン・チヨンのSK移籍後初本塁打で1点を先制し、トゥサンも1回裏SKの先発イ・スンホ(背番号20)から4番キム・ヒョンスのタイムリーで1−1の同点に追いついた。SKは2回表6番チョン・サンホの2ランで勝ち越したが、トゥサンは3回裏キム・ヒョンスの2試合連続本塁打で1点を返した。SKは4回表トゥサンの2番手チョ・スンスからチョン・サンホの2打席連続本塁打となる2ランで突き放し、トゥサンはその裏1番チョン・スビン、オ・ジェウォンのタイムリーで5−5の同点に追いつきイ・スンホ(背番号20)をノックアウトし、5回裏SKの2番手コ・ヒョジュンから6番イ・ドゥファンのプロ4年目での初本塁打で2点を勝ち越し逆転した。
SKは6回表トゥサンの3番手イム・テフンからアン・チヨンの2点タイムリーで7−7の同点に追いつき、7回表相手のエラーで1点を勝ち越した。トゥサンはその裏SKの4番手イ・ジェヨンからイ・ドゥファンの犠牲フライで8−8の同点に追いついた。このあとトゥサンのチョン・ジェフン、SKのチョン・ビョンドゥが勝ち越し点を許さず試合は延長に突入した。SKは11回表トゥサンの5番手イ・ヒョンスンから7番パク・チョングォン、途中出場の2番パク・チェサンのタイムリーなどで3点を勝ち越し、最後はチョン・ビョンドゥが抑え延長戦を制した。
SKは公式戦優勝決定後も4連勝と勢いが衰えず、試合後はキム・ソングン監督を胴上げし、3塁側ビジター応援席に集まったファンたちに感謝の礼をささげた。打線ではアン・チヨンが3安打1本塁打3打点、チョン・サンホが2本塁打4打点と活躍。敗れた3位トゥサンではキム・ヒョンスが4安打1本塁打2打点と活躍。2010年シーズン最終戦となったこのカードは、SKが11勝8敗と勝ち越した。
(キム・ソングン監督が胴上げされ、ファンたちに挨拶するSKの選手や監督・コーチ陣。)
LG 3−4 ネクセン (ソウル・木洞)
(勝)パク・チュンス 3勝2敗 (セーブ)ソン・スンナク 2勝2敗25S (敗)イ・ドンヒョン 7勝3敗4S
(本塁打) ネクセン : カン・ジョンホ 12号
LGは3回表、ネクセンの先発クム・ミンチョルから3番イ・テックンのタイムリーで1点を先制し、ネクセンは4回裏LGの先発パク・トンウクから3番ユ・ハンジュンのタイムリーで1−1の同点に追いつき、5回裏ユ・ハンジュンの2打席連続タイムリーで2−1と逆転した。LGは7回表ネクセンの4番手ソン・シニョンから4番チョ・インソンのタイムリーで2−2の同点に追いつき、8回表ネクセンの5番手パク・チュンスから代打ファン・ソニルの2007年以来3年ぶりの打点となるタイムリーで3−2と逆転した。
7位ネクセンは8回裏LGの4番手イ・ドンヒョンから6番カン・ジョンホの2ランで逆転し、最後は守護神ソン・スンナクが抑え5連敗から脱出した。8回途中から登板し逆転打を許したが打線の援護があったパク・チュンスが幸運にも3勝目。ソン・スンナクはセーブ王争いトップタイの25セーブ目。打線では5番ソン・ジマンが3安打と活躍。6位LGは試合のなかった5位キアとの差が広がり、最後の希望である5位進出が厳しくなってきた。打線では1番イ・デヒョンが3盗塁を決め、2008年以来3年連続でシーズン60盗塁を記録し、盗塁王争いトップのキム・ジュチャン(ロッテ)に1個差と迫った。2010年シーズン最終戦となったこのカードは、LGが10勝9敗と勝ち越した。