ＳＫ ５−４ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）チョン・デヒョン ３勝１敗４Ｓ （敗）イ・ボムジュン １勝２敗
（本塁打） ＳＫ ： キム・ジェヒョン １０号
ＳＫは1回表、ＬＧの先発パク・ヒョンジュンから3番キム・ジェヒョンの犠牲フライで1点を先制したが、ＬＧはその裏ＳＫの先発門倉(元読売)から4番イ・ビョンギュ(背番号24)、5番イ・ビョンギュ(背番号9、元中日)、6番チョ・インソンのタイムリーで3−1と逆転した。ＳＫは3回表キム・ジェヒョンの3年連続2ケタ本塁打となる10号ソロで1点差としたが、ＬＧはその裏ＳＫの2番手チョン・ビョンドゥからイ・ハクチュンのホームスチールで1点を追加した。だがＳＫは5回表キム・ジェヒョンのタイムリー、4番パク・チョングォンの内野ゴロの間に4−4の同点に追いつき、コ・ヒョジュン、イ・ジェヨンなどのリリーフ陣が勝ち越し点を与えなかった。
ＬＧも7回途中から2番手イ・サンヨルを登板させ勝ち越し点を与えなかったが、首位ＳＫは9回表ＬＧの3番手イ・ボムジュンから9番パク・キョンワンのタイムリーで1点を勝ち越し、最後は6番手チョン・デヒョンが抑え、4試合ぶりの勝利で2位サムソンがキアに敗れたため、公式戦優勝へのマジックナンバーが4と減った。先発門倉が2回途中で降板する中、リリーフ陣の奮闘で拾った勝利でチョン・デヒョンが3勝目。打線ではキム・ジェヒョンが1本塁打3打点と活躍。6位ＬＧでは1番イ・デヒョンが3安打と活躍。
サムソン ８−９ キア （光州）
（勝）クァク・チョンチョル ２勝６敗 （敗）ユン・ソンファン ３勝６敗
サムソンは3回表、キアの先発ロペスから4番チェ・ヒョンウのタイムリーで1点を先制し、先発ペ・ヨンスも5回を無失点に抑えた。ロペスも6回1失点と好投したが、またもや援護がなく勝ち星はつかなかった。しかしキアは7回裏サムソンの2番手アン・ジマン、3番手チョン・ヒョヌクから8番チャ・イルモク、2番シン・ジョンギルのタイムリーで4−1と逆転した。サムソンは8回表ハンファの4番手アン・ヨンミョンの暴投、5番手イ・デジンから8番ヒョン・ジェユン、1番イ・ヨンウクのタイムリー、相手のエラーで5−4と逆転した。
キアも8回裏、サムソンの4番手クォン・オジュン、5番手イム・ジヌから7番キム・ソンビンの犠牲フライ、チャ・イルモク、シン・ジョンギルのタイムリーで8−5とまたもや逆転した。ところがサムソンは9回表キアの7番手イ・サンファから6番パク・ハニのタイムリー、8番手クァク・チョンチョルから相手のエラーもあって8−8の同点に追いついた。終盤もつれたこの試合は、5位キアが9回裏サムソンの6番手ユン・ソンファンから先頭打者が四球で出ると、代わった7番手キム・ヒョナムから5番キム・サンヒョンのタイムリーで9−8とサヨナラ勝ちし、2010年シーズン本拠地最終戦を勝利で飾った。
9回裏味方のサヨナラ勝ちによりクァク・チョンチョルが幸運にも2勝目。キア打線ではシン・ジョンギルが5打点、チャ・イルモクが3安打2打点と活躍。一方首位ＳＫを追いかける2位サムソンにとっては、9回表執念で追いついたものの、サヨナラ負けとなり痛い一敗を喫した。打線ではチェ・ヒョンウが3安打1打点と活躍した。2010年シーズン最終戦となったこのカードは、サムソンが12勝7敗と勝ち越した。
トゥサン ６−１ ネクセン （ソウル・木洞）
（勝）チョン・ジェフン ８勝４敗１Ｓ （敗）ソン・スンナク ２勝２敗２４Ｓ
（本塁打） トゥサン ： イ・サンヨル ２３号
ネクセンの先発バーンサイド(元読売)は腰の痛みを訴え、1回限りで降板した。緊急登板したネクセンの2番手の高卒新人ムン・ソンヒョンは好投し、ネクセンは5回裏トゥサンの先発キム・ソヌから1番チャン・ギヨンのタイムリーで1点を先制した。トゥサンも6回表、ネクセンの5番手オ・ジェヨンから6番イ・ソンヨルへの押し出しの四球で1−1の同点に追いついた。このあとネクセンのパク・ソンフン、マ・ジョンギル、トゥサンのコ・チャンソン、チョン・ジェフンなどの好投で、互いに得点を許さず試合は延長に突入した。
トゥサンは10回表ネクセンの8番手ソン・スンナク、9番イ・デファンから途中出場の4番チョン・スビンのタイムリー、イ・ソンヨルの3ランで5点を勝ち越し、最後は4番手イム・テフンが抑え延長戦を制した。4位ロッテがハンファに敗れたため、トゥサンの単独3位が確定し、9月29日からの準プレーオフで2年連続両チームが対戦することとなった。8回途中から9回まで投げたチョン・ジェフンが8勝目。打線ではイ・ソンヨルが1本塁打4打点と活躍。7位ネクセンは打線が7安打に抑えられ、頼みの守護神ソン・スンナクが打たれ、ロッテに勝った最下位ハンファとの差が縮まった。
ロッテ ２−７ ハンファ （大田）
（勝）アン・スンミン ３勝４敗 （セーブ）パク・チョンジン ２勝４敗１０Ｓ （敗）キム・スワン ５勝２敗
（本塁打） ロッテ ： ファン・ジェギュン ５号 ハンファ ： イ・デス ７号、チェ・ジンヘン ３１号
ハンファは2回裏、ロッテの先発キム・スワンから6番イ・デスの本塁打で1点を先制し、ロッテは3回表、ハンファの先発の高卒新人アン・スンミンから8番ファン・ジェギュンの本塁打で1−1の同点に追いついた。ハンファは6回裏キム・スワンから4番チェ・ジンヘンの3ランで勝ち越すと、代わったロッテの2番手イ・ジョンミン、3番手イム・ギョンワンから代打チョン・ウォンソク、1番キム・ギョンオンのタイムリーで2点を追加した。
ロッテは8回表9番チャン・ソンウのタイムリーで1点を返したが、ハンファはその裏ロッテの5番手ペ・ジャンホからキム・ギョンオンのタイムリーで1点を追加した。最後は4番手パク・チョンジンが抑え、最下位ハンファが快勝しまだ希望を捨てていないことを表した。8回途中まで2失点に抑えたアン・スンミンは3勝目。チャンスを生かしきれなかったロッテは、3位トゥサンがネクセンに勝ったため、公式戦4位が確定した。8月に骨折で戦線離脱となったホン・ソンフンが、8月15日以来約1ヶ月ぶりに5番指名打者で試合に出場したが、3打数無安打に終わった。
