ロッテ ６−３ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）サドースキー ９勝７敗 （セーブ）カン・ヨンシク １勝１敗２Ｓ （敗）オム・ジョンウク ３勝３敗
（本塁打） ロッテ ： ガルシア ２５号、ソン・アソプ ９号
ＳＫは1回裏、ロッテの先発サドースキーから3番パク・チョングォンのタイムリーで1点を先制した。ロッテは3回表、ＳＫの先発オム・ジョンウクから4番イ・デホの2点タイムリーで逆転すると、この回代わったＳＫの2番手チョン・ウラムから5番ガルシア(元オリックス)の3ランでリードを広げた。ＳＫもその裏パク・チョングォン、4番イ・ホジュンのタイムリーで2点を返し、3番手チョン・ビョンドゥの好投で追加点をゆるさなったが、同点に追いつくことができなかった。ロッテは8回表ＳＫの4番手チョン・デヒョンから2番ソン・アソプの2試合連続本塁打で1点を追加した。
7回途中から2番手カン・ヨンシクが相手の反撃を断ち、4位ロッテがＳＫ相手に3連勝し勝率5割に近づいた。7回途中まで3失点のサドースキーは9勝目。決勝タイムリーを打ったイ・デホは、怪我で戦線離脱したホン・ソンフンを打点(114)で抜いて、打率(.360)、本塁打(39)と打撃3部門でトップに立ち、自身2度目の三冠王も射程圏内に入った。首位ＳＫは先発オム・ジョンウクが3回途中でノックアウトされ、投打がちぐはぐでまさかの2010年シーズン初の5連敗となり、2位以下との差がだいぶ縮まってきた。
(打撃3部門でトップとなったイ・デホ。)
トゥサン ７−３ サムソン （大邱）
（勝）ヒメネス １４勝４敗 （敗）チョン・イヌク ４勝２敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ヒョンス １９号、ヤン・ウィジ １５号
トゥサンは1回表、サムソンの先発チョン・イヌクから4番キム・ヒョンスの本塁打で1点を先制し、3回表1番イ・ジョンウクのタイムリーで1点を追加した。トゥサンの先発ヒメネスも好投を続け、打線は6回表7番ソン・シホンのタイムリーで1点を追加した。サムソンはその裏代打チョ・ヨンフンのタイムリーで1点を返した。トゥサンは8回表サムソンの4番手キム・ヒョナムから5番チェ・ジュンソク、ソン・シホンのタイムリー、8番ヤン・ウィジの4試合連続本塁打となる2ランで4点を追加し、7回以降チョン・ジェフン、コ・チャンソンなど継投策をとった。
サムソンは9回裏トゥサンの守護神イ・ヨンチャンから4番チェ・テインのタイムリー、5番カン・ボンギュの内野ゴロの間に2点を返したが反撃もここまでで、3位トゥサンが2試合連続で快勝し2位サムソンとのゲーム差をさらに縮め、首位ＳＫが5連敗したことで上位争いは混戦の兆しが見え始めた。6回を1失点に抑えたヒメネスは、チーム最多の14勝目。しかし主力内野手のイ・ウォンソクが、試合中相手の打球を手に受けてしまい全治1ヶ月間の骨折と診断されてしまった。2位サムソンは打線が11安打を記録しながらも拙攻で3点どまりとなってしまった。打線ではチェ・テインが3安打1打点と活躍。
キア ６−３ ネクセン （ソウル・木洞）
（勝）ロペス ３勝９敗１Ｓ （セーブ）ユン・ソンミン ６勝３敗２Ｓ （敗）ニコースキー ４敗
（本塁打） キア ： チャ・イルモク ５，６号
キアは2回表、ネクセンの先発の新外国人ニコースキー(元福岡ソフトバンク)から6番チャ・イルモクの本塁打で1点を先制し、ネクセンは3回裏、キアの先発ロペスから3番カン・ジョンホのタイムリーで1−1の同点に追いついた。キアは5回表8番イ・ヒョンゴン、3番アン・チホンのタイムリーで3−1としてニコースキーをノックアウトした。ネクセンも6回裏5番イ・スンヨンのタイムリーで1点を返し、オ・ジェヨン、イ・デファンなど継投策に出た。だがキアは8回表ネクセンの5番手ソン・シニョンからチャ・イルモクのこの試合2本目の本塁打となる3ランで突き放し、ネクセンもその裏キアの3番手ユン・ソンミンからイ・スンヨンの2打席連続タイムリーで1点を返した。
最後はユン・ソンミンが抑え、5位キアがネクセンを振り切り3連勝の4位ロッテに食らいついている。7回を2失点に抑えたロペスが3勝目。打線では長年控え捕手として起用されてきたチャ・イルモクが、プロ12年目にして自身初となる1試合2本塁打で4打点と活躍。7位ネクセンは、新外国人ニコースキーが5回途中3失点でノックアウトされ、打線もキアの10安打を上回る12安打ながら拙攻続きだった。打線ではイ・スンヨンが3安打2打点、カン・ジョンホが3安打1打点、2番キム・ミヌが3安打と活躍。
ハンファ ４−１８ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）キム・ソンギュ １勝 （敗）ブエノ １敗
（本塁打） ＬＧ ： イ・テックン １１号、イ・ビョンギュ(背番号24) １０号、オ・ジファン １３号
ＬＧは1回裏、ハンファの先発の新外国人ブエノから3番イ・テックンの2試合連続本塁打、6番イ・ビョンギュ(背番号24)の3ランで5点を先制し、2回裏イ・テックンのタイムリーや相手のエラーで3点を追加した。ハンファは3回表、ＬＧの先発デュマトレイトから4番チェ・ジンヘン、5番チャン・ソンホのタイムリー、6番チョン・ウォンソクの犠牲フライで3点を返した。ＬＧは4回裏ハンファの2番手ホ・ユガンから4番チョ・インソンのタイムリー、5番イ・ジニョンの犠牲フライ、8番パク・ヨングンのタイムリー、9番イ・ビョンギュ(背番号9、元中日)の犠牲フライ、1番パク・ヨンテク、2番パク・キョンスのタイムリーで6点を追加した。ハンファは6回表ＬＧの2番手キム・ソンギュから3番キム・テワンのタイムリーで1点を返したが、ＬＧは7回裏ハンファの4番手ユン・ギュジン、5番手マ・イリョンからチョ・インソンのタイムリー、7番オ・ジファンの3ランで4点を追加した。
最後は3番手パク・トンウクが抑え、6位ＬＧが2試合連続でハンファ相手に大勝した。7月にＳＫからトレードで移籍し、4回から6回途中まで1失点に抑えたキム・ソンギュがプロ6年目にして初勝利。20安打と爆発した打線では、パク・キョンスが4安打1打点、チョ・インソンが3安打2打点、オ・ジファンが3安打1本塁打3打点、イ・ビョンギュ(背番号24)が2安打1本塁打3打点、イ・テックンが2安打1本塁打4打点と活躍。最下位ハンファは新外国人ブエノが2回8失点と期待を大きく裏切り、引き分け1つをはさんで7連敗となってしまった。
