SK 3−2 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)チョン・ウラム 2勝1敗 (セーブ)イ・スンホ 7S (敗)チョン・ジェフン 2勝2敗
(本塁打) SK : イム・フン 1号
首位攻防戦となったこの試合は、SKの先発グローバー(元読売)、トゥサンの先発イ・ヒョンスンが互いにしのぎあい、4回まで無得点が続いた。トゥサンは5回裏、9番イム・ジェチョルのタイムリー、2番コ・ヨンミンへの押し出しの四球で2点を先制した。イ・ヒョンスンは6回表のピンチで2番手コ・チャンソンにマウンドを譲り、この回は無失点に抑えられたが、SKは7回表、コ・チャンソンから途中出場の9番イム・フンがプロ7年目での初本塁打、2004年以来6年ぶりの打点となる2ランで2−2の同点に追いついた。
SKは8回表、トゥサンの3番手チョン・ジェフンから4番パク・チョングォンのタイムリーで1点を勝ち越すと、チョン・ウラム、イ・スンホの継投で1点差を守りきり、逆転勝ちで6連勝となり首位の座を守った。イ・スンホはセーブ王争いトップ対の7セーブ目。2位トゥサンは、4月前半だった打線が元気なく、この試合はわずか5安打に終わり、首位SKとの差が開いた。左腕イ・ヒョンスンはリリーフ陣が打たれ、またもやトゥサン移籍後初勝利を逃した。
(7回表、プロ初本塁打となる同点2ランを打ったイム・フン。)
ハンファ 3−16 サムソン (大邱)
(勝)ユン・ソンファン 2勝 (敗)カペラン 4敗
(本塁打) サムソン : シン・ミョンチョル 2,3号、パク・ハニ 3号
サムソンは2回裏、ハンファの先発の新外国人カペランから9番チョ・ドンチャン、1番イ・ヨンウクのタイムリー、2番シン・ミョンチョルの2ラン、6番パク・ハニの3ランで一気に9点を先制した。ハンファは5回表、サムソンの先発ユン・ソンファンから1番チュ・スンウのタイムリーで2点を返したが、サムソンは6回裏ハンファの2番手パク・チョンジン、3番手ファン・ジェギュからシン・ミョンチョルのこの試合2本目となる2ラン、5番チェ・テインのタイムリーで3点、7回裏途中出場の2番カン・ミョングの2007年以来3年ぶりとなる打点のタイムリー、3番ヤン・ジュンヒョク、途中出場の7番ヒョン・ジェユンのタイムリーで3点を追加した。
サムソンは8回裏ハンファの4番手ユン・グニョンから4番チェ・ヒョンウのタイムリーで1点を追加し、ハンファは9回表サムソンの4番手チャ・ウチャンから6番ソン・グァンミンの内野ゴロの間に1点を返したが反撃もここまでで、3位サムソンが5連敗から脱出した。ユン・ソンファンは6回を2失点に抑え2勝目で、クォン・オジュン、クォン・ヒョクのリリーフ陣も好投した。14安打16得点と爆発した打線では、シン・ミョンチョルが2本塁打4打点と活躍。一方6位ハンファは、先発カペランが2回9失点と試合をぶち壊してしまい、リリーフ陣も打たれ上位進出のきっかけがつかめない。
LG 6−2 ネクセン (ソウル・木洞)
(勝)イ・サンヨル 2勝 (セーブ)岡本 1勝4S (敗)バーンサイド 1勝3敗
LGは2回表、ネクセンの先発の新外国人バーンサイド(元読売)から6番チョ・インソンの犠牲フライで1点を先制し、3回表3番イ・ジニョン、5番チョン・ソンフンのタイムリーで4点を追加した。LGの先発の新外国人ゴンザレスは3回裏途中で左足を痛めて降板し、代わった2番手オ・サンミンは3番クラークのタイムリーで1点を失った。LGは6回表チョ・インソンのタイムリーで1点を追加し、ネクセンはその裏LGの4番手イ・サンヨルから1番チャン・ギヨンのタイムリーで1点を返した。
LGは7回以降イ・ドンヒョン、新外国人岡本(元埼玉西武)の継投で相手の反撃を断ち、4位だが5連勝で上位を追走している。打線ではチョン・ソンフンが3安打1打点と活躍し、予想以上に早い時期での登板となったオ・サンミン、イ・サンヨルなどのリリーフ陣も好投した。最下位ネクセンは12安打を放ちながら、4番カン・ジョンホが無安打に終わるなどつながらずわずか2得点に終わったが、チャン・ギヨンが3安打1打点、カン・ビョンシクが3安打と活躍。
キア 10−3 ロッテ (釜山・社稷)
(勝)ヤン・ヒョンジョン 3勝1敗 (敗)サドースキー 4敗
(本塁打) キア : キム・サンヒョン 5号 ロッテ : イ・デホ 5号
キアは1回表、ロッテの先発の新外国人サドースキーから5番キム・サンヒョンのタイムリーで1点を先制したが、ロッテも1回裏、キアの先発ヤン・ヒョンジョンから2番チョン・ジュヌのタイムリーで1−1の同点に追いついた。キアは5回表4番チェ・ヒィソプへの押し出しの四球で1点を勝ち越し、サドースキーから代わったロッテの2番手イ・ジョンミンからキム・サンヒョンへの押し出しの死球、7番アン・チホンのタイムリーで6−1とリードを広げた。ロッテは6回裏4番イ・デホの2ランで反撃したが、キアは7回表ロッテの3番手キム・サユル、4番手ホ・ジュンヒョク(背番号20)からキム・サンヒョンの2ラン、1番イ・ヨンギュへの押し出しの四球で3点を追加した。
7回途中からはチョン・テヒョン、イ・ドンヒョンが相手の反撃を断ち、5位キアが快勝した。7回途中まで3失点に抑えたヤン・ヒョンジョンは3勝目。打線ではキム・サンヒョンが2安打1本塁打5打点8番キム・サンフンが3安打と活躍。6位ロッテはサドースキーがまたもや5回に崩れ開幕4連敗となり、打線も5安打とつながらなかった。