ヒーローズは25日、外国人野手クリフ・ブランボー(35)を自由契約とすることを発表し、この日KBO(韓国野球委員会)に提出した2010年保留選手名簿から外れることとなった。
米国出身のブランボーは、長い間メジャーリーグ傘下のマイナーリーグでプレーし続け、2001年レンジャース、ロッキーズでメジャー昇格したことがある。2003年シーズン途中ホワイトソックス傘下のAAA級マイナーリーグのチームから現代へ移籍し、この年の韓国シリーズ優勝に貢献した。2004年は打率.343で首位打者となり、現代の韓国シリーズ連覇に貢献し、2005年から06年まで日本プロ野球・オリックスでプレーした。
2007年現代へ復帰し主砲として活躍すると、現代解散後は他の多くの選手と同じく新球団ヒーローズへ移籍した。だがこのころから故障が多くなり、2009年シーズンはアキレス腱の故障に苦しみ、123試合に出場したが打率.245、27本塁打、86打点の成績をあげたが、シーズン後半は不振に陥りチームも4位争いから脱落した。韓国での5年間の通算成績は553試合に出場、打率.299、590安打、116本塁打、390打点、16本塁打。
なお、ヒーローズは2009年シーズン外野の攻守の要として活躍したもう一人の外国人選手、ダグ・クラークは保留選手名簿に載せ、再契約する方針と見られる。