DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  イ・デス、チョ・ギュスのトレード成立

 トゥサンとハンファは16日、イ・デス内野手(28)とチョ・ギュス投手(28)のトレード成立を発表した。1対2のトレードであり、ハンファが後日追加トレードされる選手を決定する。
 イ・デスは高校卒業後2001年SKに申告選手として入団し、2002年正式契約し1軍で初出場した。2006年122試合に出場し、ショートのレギュラーに定着したが、翌07年シーズン途中ナ・ジュファンとの交換トレードでトゥサンに移籍し、新天地でもショートのレギュラーをつかんだ。だが2008年から出場機会が減り、2009年シーズンはかつてのショートのレギュラーだったソン・シホンが軍から除隊され復帰したことにより、わずか38試合の出場にとどまり、打率.262、0本塁打、7打点、1盗塁の成績だった。プロ8年間の通算成績は576試合に出場、打率.248、281安打、10本塁打、102打点、14盗塁。
 2009年シーズン、圧倒的な最下位に終わったハンファは史上最多の2111試合出場を達成した名遊撃手キム・ミンジェが引退しただけでなく、日本プロ野球千葉ロッテに主砲キム・テギュンが移籍し、サードのレギュラーのイ・ボムモもFAで移籍する可能性があり、ハン・デファ新監督はいきなりの前途多難な状況に立たされていて、戦力補強が急務である。そのため経験豊富なイ・デスに白羽の矢が立った。
 チョ・ギュスは高校卒業後2000年ハンファに入団し、新人の年に10勝をあげイ・スンホ(SK)と新人王を争ったが惜しくも敗れた。だがその後伸び悩み、2004年以降登板機会が減り、1勝もあげられなかった2005年オフ軍へ入隊し、2008年ハンファへ復帰したが、2009年シーズンまでの2年間で1軍登板は一度もなかった。プロ10年間の通算成績は154試合に登板、28勝42敗8セーブ、防御率5.27。先発投手陣の層が薄いトゥサンで、2010年シーズンこそ5年ぶりに1軍登板し、復活できるかが注目される。
 
(文責 : ふるりん)