DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  史上最多試合数登板のチョ・ウンチョンが現役引退

 SKは29日、チョ・ウンチョン投手(38)が突然現役引退を宣言したことを明らかにした。
 チョ・ウンチョンは高校卒業後、1年間の練習生を経て1990年太平洋(96年から現代)へ入団し、サイドスローの独特のフォームから繰り出す変化球を武器に、中継ぎとして活躍してきた。特に大きな故障もなく馬車馬のように投げ続け、2000年には74試合に登板し現代の韓国シリーズ優勝に貢献した。
 2001年開幕前トレードでSKへ移籍し、2003年には最優秀救援投手に輝いた。2007,08年には中継ぎの柱として活躍し、韓国シリーズ2連覇に貢献し、1996年から2008年まで13年連続50試合登板を記録、2008年には史上初の通算800試合登板を達成するなど、史上最多の試合登板数を誇る鉄腕として知られていた。しかし2009年は肩の故障でわずか5試合しか登板できず、リハビリに取り組んだが結局現役を続行する自信がなく、引退を決意した。プロ20年間の通算成績は813試合に登板、64勝54敗98セーブ89ホールド、防御率3.21。今後については海外でコーチ研修を受けたいと意思を明らかにしている。