ロッテ ３−１０ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）ホン・サンサム ８勝３敗 （敗）ソン・スンジュン ９勝４敗
（本塁打） ロッテ ： ホン・ソンフン ９号、イ・イング ５号 トゥサン ： コ・ヨンミン ４号、キム・ドンジュ １０号、キム・ヒョンス １７号、イム・ジェチョル ４号
トゥサンは1回裏ロッテの先発ソン・スンジュンから2番コ・ヨンミンの3試合連続本塁打、4番キム・ドンジュの本塁打で2点を先制し、ロッテは2回表トゥサンの先発ホン・サンサムから5番ホン・ソンフンの本塁打で1点を返した。トゥサンはその裏コ・ヨンミンへの押し出しの四球、3番キム・ヒョンスの満塁本塁打で5点、3回裏9番イム・ジェチョルの本塁打で2点を追加し、試合をほぼ決めた。さらに5回裏ロッテの2番手イ・ジョンフンからイム・ジェチョルのタイムリーで1点を追加し、ダメを押した。
ロッテは7回表トゥサンの3番手コ・チャンソンから代打チョン・ボミョンの内野ゴロの間に1点、9回表4番手パク・ミンソクから2番イ・イングの本塁打で1点を返したが、反撃もここまでで大勝したトゥサンが首位の座を守り、絶好調の4位ロッテの9連勝を阻止した。5回を1失点に抑えたホン・サンサムが8勝目で、ロッテ戦は2009年シーズン3勝目と得意にしている。打線では7番イ・ウォンソクが3安打と活躍。ソン・スンジュンは最近3試合連続完封勝利を含む9連勝と絶好調だったが、この試合は3回を9失点と乱調で自身とチームの連勝を止めてしまった。打線ではイ・イングが3安打1本塁打1打点と活躍。
（5回1失点で8勝目のホン・サンサム。）
ハンファ ２−７ ＳＫ（仁川・文鶴）
（勝）キム・グァンヒョン １２勝２敗 （敗）ヤング １敗
（本塁打） ハンファ ： キム・テギュン １３号 ＳＫ ： イ・ホジュン １２号、パク・チョングォン １５号
ＳＫは1回裏ハンファの先発の新外国人ヤング（元オリックス）から4番イ・ホジュンの3ラン、7番ナ・ジュファンのタイムリー、8番キム・ガンミンの内野ゴロの間に3点を先制し、ハンファは2回表ＳＫの先発キム・グァンヒョンから6番イ・ヨサンの併殺打の間に1点を返した。ＳＫは6回裏ハンファの3番手キム・ヒョンミンから3番キム・ジェヒョンへの押し出しの四球で1点、7回裏5番パク・チョングォンの本塁打で1点を追加した。キム・グァンヒョンは3回以降連打を許さない快投を続けた。
ハンファは9回表ＳＫの2番手チョン・ビョンドゥから4番キム・テギュンの本塁打で1点を返したが、反撃もここまでで2位ＳＫが快勝し、3連敗から脱出するとともに、ロッテに勝った首位トゥサンを追走した。8回を1失点に抑えたエースのキム・グァンヒョンは、最多勝争いトップの12勝目で、ここ10試合で1勝しかしていないチームの救世主となり、自身21度目の誕生日をも祝った。打線では6番ユン・サンギュンが3安打と活躍。最下位ハンファはわずか5安打に抑えられ、新外国人ヤングは初回に5点を失ったものの、その後6回途中まで追加点を許さず、今後に可能性を感じさせた。打線ではキム・テギュンが3安打1本塁打1打点と活躍。
(12勝目をあげ、チームの救世主となったキム・グァンヒョン。）
ＬＧ １−２ キア （光州）
（勝）ユ・ドンフン ５勝２敗７Ｓ （敗）チョン・チャンホン ５勝４敗２Ｓ
この試合はＬＧの先発キム・グァンス、キアの先発ガトームソン（元福岡ソフトバンク）による投手戦となった。先手を取ったのはＬＧで、5回表9番クォン・ヨングァンのタイムリーで1点を先制した。キアも6回裏5番キム・サンヒョンのタイムリーで1−1の同点に追いついたが、ＬＧの2番手リュ・テッキョンが勝ち越し点を与えなかった。ガトームソンは8回表の勝ち越し点のピンチもしのぎ、ＬＧは7回から3番手チョン・チャンホンが登板し何とか抑え続けた。
3位キアは9回裏チョン・チャンホンから9番の高卒新人アン・チホンが3塁打を放ちサヨナラのチャンスを作ると、ここでチョン・チャンホンの暴投でアン・チホンが生還し、サヨナラ勝ちで緊迫した投手戦は思わぬ形で決着がついた。9回表を三者凡退に抑えたキアの2番手ユ・ドンフンが5勝目。まさかのサヨナラ負けを喫した7位ＬＧは、主砲ペタジーニ（元読売）を負傷で欠く打線がわずか5安打に抑えられた。
サムソン ３−１０ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）イ・ヒョンスン １１勝６敗 （セーブ）シン・チョリン ２勝１敗６Ｓ （敗）ペ・ヨンス １勝９敗
（本塁打） ヒーローズ ： ファン・ジェギュン １４号、ブランボー ２４号、ユ・ソンジョン １号
サムソンは1回表ヒーローズの先発イ・ヒョンスンから4番ヤン・ジュンヒョクの内野ゴロの間に1点を先制するが、ヒーローズは1回裏サムソンの先発イ・ウソンから2番ファン・ジェギュンの本塁打で同点に追いつき、3回裏4番ブランボー（元オリックス）の6月27日のキア戦以来25日ぶりとなる24号2ラン（本塁打王争いトップ）で逆転した。サムソンは4回表1番チョ・ドンチャンのタイムリーで3−3の同点に追いついたが、ヒーローズは6回裏サムソンの3番手ペ・ヨンスから8番ユ・ソンジョンのプロ4年目での初本塁打となる2ランで勝ち越した。
ヒーローズは7回裏サムソンの4番手チェ・ウォンジェから5番イ・スンヨンのタイムリーで1点、8回裏サムソンの5番手キム・サンス(背番号44)、6番手パク・ソンフンからファン・ジェギュン、3番イ・テックン、イ・スンヨンのタイムリーなどで4点を追加した。最後は8回表の1死満塁のピンチを抑えたシン・チョリンが締め、6位ヒーローズが快勝した。7回2死まで3失点に抑えたイ・ヒョンスンは、自己最多のシーズン11勝目で、プロ4年目にして最高の1年になりつつある。決勝本塁打を打ったユ・ソンジョンは、キム・ドンス、カン・グィテ、ホ・ジュンが戦線離脱した捕手不足のチームの救世主として期待されている。打線ではイ・スンヨンが3安打2打点と活躍し、史上15年目の通算800打点を達成した。投手陣が崩壊した5位サムソンは4位ロッテも敗れたため差は開かなかったが、すべて勝った上位3チームとの差が開いた。打線では5番チェ・ヒョンウが4安打と活躍。
