ＬＧ−キア(光州)、サムソン−ロッテ(馬山)は雨天中止。
ＳＫ ２−４ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）イ・ジェウ ４勝１敗 （セーブ）イ・ヨンチャン ２敗１８Ｓ （敗）コ・ヒョジュン ６勝７敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ヒョンス １６号
トゥサンは1回裏ＳＫの先発コ・ヒョジュンから3番キム・ヒョンスの2ランで先制し、ＳＫは2回表トゥサンの先発イ・ジェウから8番ナ・ジュファンの犠牲フライで1点を返した。トゥサンは3回裏4番キム・ドンジュのタイムリーで1点、4回裏ＳＫの3番手チョン・ウラムからキム・ヒョンスのタイムリーで1点を追加した。毎回のように走者を出していたイ・ジェウは6回途中で降板し、トゥサンは2番手コ・チャンソンを送り継投策に出た。ＳＫは8回表トゥサンの4番手イム・テフンから6番チョン・サンホのタイムリーで1点を返した。
ＳＫもユン・ギルヒョン、イ・スンホ（背番号20）などの継投で追加点を与えなかったが、2位トゥサンは最後守護神イ・ヨンチャンが抑え、接戦を制し5連敗から脱出し、首位ＳＫとの差を縮めた。打線ではキム・ヒョンスが2安打1本塁打3打点と活躍し、4勝目をあげたイ・ジェウも何とか踏ん張り試合をつくり、リリーフ陣も好投しトゥサンは久しぶりに投打がかみ合った。イ・ヨンチャンはセーブ欧争いトップタイの18セーブ目。なお、3回裏攻撃中6番ソン・シホンがコ・ヒョジュンから頭部に死球を受け、病院に搬送されたが検査の結果異常はなかった。首位ＳＫは先発コ・ヒョジュンが3回途中で降板し、打線もわずか6安打に抑えられつながらず3連敗となり、5番パク・チョングォンが3安打と一人気を吐いた。
ヒーローズ １２−１０ ハンファ （大田）
（勝）チョン・ジュンホ ２勝１Ｓ （セーブ）シン・チョリン ２勝１敗５Ｓ （敗）チョン・ジョンミン １敗
（本塁打） ヒーローズ ： クラーク １２，１３号、ファン・ジェギュン １２，１３号 ハンファ ： キム・テギュン １０号
ヒーローズは1回表ハンファの先発アン・ヨンミョンから1番クラークの先頭打者本塁打、3番イ・テックン、5番イ・スンヨンのタイムリーで3点を先制し、2回表9番ファン・ジェギュンの本塁打、イ・テックンの2打席連続タイムリーで2点を追加し、アン・ヨンミョンをノックアウトした。ハンファはその裏ヒーローズの先発マ・イリョンから1番カン・ドンウ、2番キム・ミンジェのタイムリーで3点を返すと、代わったヒーローズの2番手ソン・シニョンから4番キム・テギュンの2点タイムリーで5−5の同点に追いついた。ヒーローズは3回表ハンファの2番手チョン・ジョンミンからチャンスを作ると、代わったハンファの3番手の大卒新人ファン・ジェギュからファン・ジェギュンのタイムリー、2番キム・イルギョンへの押し出しの四球で2点を勝ち越し、5回表ハンファの4番手ク・デソン（元オリックス）からクラークのこの試合2本目となる3ランでリードを広げた。
ヒーローズは7回表ハンファの5番手の大卒新人パク・ソンホからファン・ジェギュンのこの試合2本目の本塁打で1点、8回表ハンファの6番手マ・ジョンギルの暴投で1点を追加した。ヒーローズは4回以降チョン・ジュンホ（背番号61）、イ・ボグンなどの継投で追加点を防いできたが、8回裏ヒーローズの5番手キム・ソンヒョンから途中出場の3番ハン・ユンソプのプロ2年目にして初打点となる押し出しの四球、代わったヒーローズの6番手チョ・ヨンフンからキム・テギュンの満塁本塁打で5点を返し、10−12と2点差に迫った。
だがその後は7番手シン・チョリンが抑え、ヒーローズが逃げ切り乱打戦を制し、試合が雨天中止となったサムソンと同率5位に並んだ。14安打と爆発した打線では、ファン・ジェギュンが4安打2本塁打3打点、クラークが2本塁打4打点、イ・スンヨンが3安打1打点と活躍。最下位ハンファは打線が爆発しても投手陣がそれ以上に点を取られる相変わらずの展開で、主砲キム・テギュンが2003年以降7年連続2ケタ本塁打となった第10号満塁本塁打など6打点と活躍しても、勝利につながらなかった。
(2本塁打と活躍したファン・ジェギュン。）
