キア ５−２ ＳＫ （仁川・文鶴）
（勝）ユン・ソンミン １勝３敗５Ｓ （セーブ）イム・ジュンヒョク １勝１敗１Ｓ （敗）チェ・ビョンニョン １勝２敗２Ｓ
（本塁打） キア ： キム・サンヒョン ５，６号、キム・ウォンソプ ３号、チェ・ヒィソプ １３号
ＳＫは1回表キアの先発ロペスから4番イ・ホジュンのタイムリーで1点を先制し、キアは4回表ＳＫの先発門倉(元読売)から5番キム・サンヒョンの本塁打で1−1の同点に追いついた。ＳＫは5回表5番パク・チェホンの犠牲フライで1点を勝ち越し、門倉も7回1失点と好投した。キアは8回表ＳＫの2番手イ・スンホから1番キム・ウォンソプの本塁打でまた同点に追いついた。ＳＫは9回裏キアの2番手ユ・ドンフンからサヨナラ勝ちのチャンスを作ったが、キアの3番手ユン・ソンミンがこのピンチをしのぎ、試合は延長戦に突入した。
キアは12回表ＳＫの3番手チェ・ビョンニョンから4番チェ・ヒィソプの本塁打王争いトップの13号ソロで勝ち越すと、キム・サンヒョンもこの試合2本目となる本塁打を打ち1点を追加した。さらに代わったＳＫの4番手イム・ソンホンから9番イ・ヒョンゴンのタイムリーで1点を追加し、ダメを押した。最後は4番手イム・ジュンヒョクが抑え、4位キアが延長戦を制し3連勝と好調を維持している。2008年の最優秀防御率投手となりながら、先発から抑えに回ったユン・ソンミンが9回途中から11回まで無失点に抑え、ようやっと2009年初勝利。打線ではホン・セワンが3安打と活躍。一方首位ＳＫは連勝が5で止まり、7連勝となった2位トゥサンとのゲーム差が2.5に縮まった。打線ではイ・ホジュンが3安打1打点と活躍。
サムソン ３−５ トゥサン （ソウル・蚕室）
（勝）キム・サンヒョン ２勝１敗 （セーブ）イ・ヨンチャン １敗８Ｓ （敗）ペ・ヨンス １勝５敗
（本塁打） サムソン ： ヤン・ジュンヒョク ４号
サムソンは1回表トゥサンの先発キム・サンヒョンから3番カン・ボンギュのタイムリーで1点、2回表9番ソン・ジュインのタイムリーで1点を追加した。トゥサンは2回裏サムソンの先発ペ・ヨンスから走者1，3塁でダブルスチールが成功し1点を返し、8番チェ・スンファンのタイムリーで2−2の同点に追いつき、4回裏9番キム・ジェホの2点タイムリーで逆転した。キム・サンヒョンは7回途中で降板し、トゥサンは7回裏サムソンの2番手チ・スンミンから4番キム・ドンジュのタイムリーで1点を追加した。
サムソンは8回表トゥサンの3番手イ・ジェウから4番ヤン・ジュンヒョクの2試合連続本塁打(史上最多の個人通算343本塁打)で1点を返したが、最後は新守護神イ・ヨンチャンが抑え、2位トゥサンは逆転勝ちで7連勝となり、キアに敗れた首位ＳＫとのゲーム差を2.5に縮めた。負傷で2軍へ降格した正二塁手コ・ヨンミンの代役として起用されたキム・ジェホが決勝タイムリーを打つなど、トゥサンは選手層の厚さを見せ付けた。先発ペ・ヨンスが7回途中4失点とそこまで悪い内容ではなかったが、打線の援護ができなかった5位サムソンは4連敗となり、上位チームとは少しずつ差がついてきた。
ＬＧ ２２−１７ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）キム・グァンス １勝１敗 （敗）イ・サンヨル １敗
（本塁打） ＬＧ ： パク・ヨンテク ４，５号、イ・ジニョン ６，７号、ペタジーニ １１号、クォン・ヨングァン ３号 ヒーローズ ： ソン・ジマン ３，４号、ファン・ジェギュン ７，８号、キム・ドンス １号
ＬＧは1回表ヒーローズの先発キム・スギョンから1番パク・ヨンテクの先頭打者本塁打、5番イ・ジニョンのタイムリーで2点を先制し、ヒーローズはその裏ＬＧの先発チョン・ジェボクから5番ソン・ジマンの3ランで逆転した。ＬＧは2回表パク・ヨンテクの2打席連続本塁打となる2ランで逆転し、3回表8番キム・ジョンミンのタイムリーで1点を追加した。ヒーローズは3回裏2番ファン・ジェギュンの本塁打、ソン・ジマンのタイムリーで5−5の同点に追いつきチョン・ジェボクをノックアウトすると、代わったＬＧの2番手イ・ジェヨンから6番イ・スンヨン、7番キム・ドンスのタイムリーで8−5と逆転した。さらに4回裏4番ブランボー(元オリックス)のタイムリー、ソン・ジマンとキム・ドンスの本塁打で5点を追加し、8点差をつけ勝負あったかに思えた。
しかしＬＧは5回表ヒーローズの2番手の高卒新人カン・ユング、3番手キム・ソンヒョンから6番チェ・ドンス、9番クォン・ヨングァンのタイムリーで3点を返し、6回表イ・ジニョンの3ランとキム・ジョンミンのタイムリーで4点を奪い、12−13と1点差に追い上げた。そしてＬＧは7回表ヒーローズの5番手イ・サンヨル、6番イ・ボグンからチャンスを作ると、4番ペタジーニ(元読売)の満塁本塁打、イ・ジニョンのソロ本塁打で5点を奪い、誰も予想だにしない大逆転劇を見せた。だがヒーローズも7回裏ＬＧの5番手チョン・チャンホンからファン・ジェギュンのこの試合2本目の本塁打となる3ランで、16−17と1点差まで追い上げた。
ＬＧは8回表ヒーローズの8番手キム・ヨンミンから途中出場の3番キム・テワン、ペタジーニのタイムリーで2点、9回表クォン・ヨングァンの3ランでリードを広げた。ヒーローズも9回裏ＬＧの守護神ウ・ギュミンからファン・ジェギュンのタイムリーで1点を返しなおもチャンスが続いたが、最後はＬＧが逃げ切り連敗を4で止めた。なお、両チーム合計39得点、40安打は新記録であり、本塁打も11本と2009年シーズンでは最多記録を更新し、史上最大の乱打戦となった。ちなみにＬＧは5月12日のＳＫ戦でも10−16の乱打戦を演じ、延長12回までもつれたが敗れた。特にヒーローズのソン・ジマンが3安打7打点と荒稼ぎした。一方最下位ヒーローズはこれで8連敗となり、失点を重ねた中盤以降は著しく集中力を欠いていた。
(試合終了時の木洞野球場のスコアボード。合計39得点、40安打がスコアボードに表示。)
ハンファ １−７ ロッテ （釜山・社稷）
（勝）ソン・スンジュン ２勝３敗 （敗）アン・ヨンミョン ２勝３敗
（本塁打） ハンファ ： イ・ヨサン ５号 ロッテ ： パク・チョンジュン １号、ガルシア ８号、イ・デホ ９号
ロッテは1回裏ハンファの先発アン・ヨンミョンから3番パク・チョンジュンのプロ7年目にしての初本塁打で1点を先制し、2回裏5番ガルシア(元オリックス)の本塁打で1点、3回裏4番イ・デホの2ランで2点を追加した。ロッテの先発ソン・スンジュンは6回まで無失点に抑えていたが、ハンファは7回表9番イ・ヨサンの本塁打で1点を返した。ロッテは8回裏ハンファの3番手マ・ジョンギルからガルシアのタイムリー、7番ホン・ソンフンの犠牲フライで3点を追加した。
イ・ジョンミン、ペ・ジャンホの継投で相手の反撃を断った6位ロッテがハンファに快勝し、2009年シーズン初の4連勝で上位進出の目が少し見えてきた。開幕当初は不振だったソン・スンジュンは復活の兆しを見せる2勝目。また同じく不振だったガルシアがここ数試合復調を見せ、この試合も3打点と活躍したのも明るい話題だ。一方最近不振のハンファは3連敗で、一時期欠場していた主砲キム・テギュンが6番に降格するなど、明るい話題が少ない。その中でも8番ソン・グァンミンが3安打と活躍。
(本拠地釜山で4連勝したロッテ。)
