キア 12−5 サムソン (大邱)
(勝)オ・ジュンヒョン 1勝 (セーブ)コ・ウソク 1S (敗)ナイト 5勝1敗
(本塁打) キア : イ・ジェジュ 3号、チェ・ヒィソプ 26,27号
キアは1回表サムソンの先発ナイト(元福岡ダイエー)から3番イ・ジェジュ、4番チェ・ヒィソプの2者連続本塁打で2点を先制し、サムソンは2回裏、プロ初登板が先発となったキアの高卒新人チョン・ヨンウンから8番チェ・サンビョンのタイムリーで1点を返すと、代わったキアの2番手オ・ジュンヒョンから2番イ・ヨンウクへの押し出しの四球で2−2の同点に追いついた。だがキアは3回表ナイトからイ・ジェジュ、7番チャン・ソンホのタイムリーで4点を勝ち越し、4回表サムソンの2番手パク・ミンギュからエラーもあり1点を追加した。キアの勢いはとまらず、5回表サムソンの3番手チェ・ウォンジェからチャン・ソンホのタイムリーで1点、6回表サムソンの4番手ペク・チョンヒョンからチェ・ヒィソプのこの試合2本目の本塁打となる3ランでリードを広げた。
サムソンは6回裏キアの3番手パク・キョンテから途中出場の1番の高卒新人キム・サンス(背番号2)のタイムリーで2点、7回裏キアの4番手コ・ウソクから途中出場の8番イ・ジヨンのタイムリーで1点を返した。キアは9回表サムソンの7番手の大卒新人ヤン・ジフンから代打チェ・ギョンファンのタイムリーで1点を追加し、最後はコ・ウソクが抑え、12安打12得点と打線の爆発で快勝し、5連勝で公式戦優勝、韓国シリーズ進出へのマジックナンバーを9に減らした。2回途中から5回まで2失点に抑えたオ・ジュンヒョンは、2007年以来2年ぶりとなる勝利。コ・ウソクはプロ7年目にしての初セーブ。打線ではチェ・ヒィソプが3安打2本塁打4打点、チャン・ソンホが2安打4打点と活躍。5位サムソンは韓国初勝利以降5連勝と好調だったナイトが3回6失点で降板し、初黒星を喫してしまっただけでなく、最近4連敗となりLGに勝った6位ヒーローズにゲーム差なしで並ばれた。12安打ながら5得点とつながらなかった打線では、7番パク・ソンミンが4安打と活躍。
(2本塁打と活躍したチェ・ヒィソプ。)
ハンファ 9−10 トゥサン (ソウル・蚕室)
(勝)キム・サンヒョン 5勝6敗 (敗)トーマス 5敗10S
(本塁打) ハンファ : ヨン・ギョンフム 11号、キム・テギュン 17号 トゥサン : チョン・スビン 3号、キム・ヒョンス 21号
ハンファは1回表トゥサンの先発ホン・サンサムから2番ヨン・ギョンフム、4番キム・テギュンの本塁打で3点を先制し、トゥサンは1回裏ハンファの先発アン・ヨンミョンから1番の高卒新人チョン・スビンの先頭打者本塁打、相手のエラーと7番イ・ウォンソクのタイムリーで3−3の同点に追いついた。ハンファは2回表トゥサンの2番手キム・ソンベから1番カン・ドンウのタイムリーで1点を勝ち越し、3回表キム・ソンベ、トゥサンの3番手イ・ジェウから6番イ・ドヒョンのタイムリー、7番ソン・グァンミンの犠牲フライ、9番イ・ヨサンのタイムリーで4点を追加した。トゥサンはその裏4番キム・ヒョンスの本塁打で1点を返し、4回裏2番イ・ジョンウクのタイムリーで2点、5回裏アン・ヨンミョン、ハンファの2番手の大卒新人ホ・ユガンから6番ソン・シホン、8番イム・ジェチョルのタイムリーで8−8の同点に追いついた。
この後はトゥサンのイ・ジェウ、チ・スンミン、コ・チャンソン、ハンファのク・デソン(元オリックス)、ヤン・フンの継投で互いにピンチをしのぎ、試合は延長戦に突入した。ハンファは10回表トゥサンの6番手チョン・ジェフンからイ・ヨサンのタイムリーで1点を勝ち越したが、トゥサンはその裏トーマスから相手のエラーもあり1死1,2塁のチャンスを作ると、コ・ヨンミンの2点タイムリーで逆転サヨナラ勝ちを収めた。両チーム合計31安打の乱打戦を制した3位トゥサンは試合のなかった2位SKとのゲーム差を2.5に縮め、2位進出に希望をつないだ。10回表8番手として登板したキム・サンヒョンが5勝目。打線ではサヨナラタイムリーを打ったコ・ヨンミンが3安打2打点と活躍。最下位ハンファは序盤のリードを守れず、延長に入っても守護神トーマスが打たれ逆転負けを喫した。打線ではキム・テギュンが4安打1本塁打1打点と活躍。
LG 2−6 ヒーローズ (ソウル・木洞)
(勝)カン・ユング 3勝1敗1S (セーブ)ソン・シニョン 2勝1敗3S (敗)キム・グァンス 4勝6敗
(本塁打) LG : パク・ヨンテク 18号
LGは2回表ヒーローズの先発の高卒新人カン・ユングから1番パク・ヨンテクの2ランで先制した。ヒーローズは5回裏LGの先発キム・グァンスから7番カン・ジョンホ、8番カン・グィテ、2番イ・スンヨンのタイムリーなどで5−2と逆転し、キム・グァンスをノックアウトした。さらにヒーローズは6回裏LGの2番手ノ・ジニョンから、骨折により長期戦線離脱していたため4月11日のSK戦以来の出場となる40歳のベテラン、代打チョン・ジュンホ(背番号1)のタイムリーで1点を追加した。
最後はソン・シニョンが抑え、6位ヒーローズが逆転勝ちしキアに敗れた5位サムソンとゲーム差なしで並び、試合のなかった4位ロッテとのゲーム差が1に縮まり、し烈な4位争いは3チームが1ゲーム差にひしめく混戦が続いている。さらにヒーローズはLG戦の連勝を7に伸ばしお得意様にしている。カン・ユングは8回2死まで2失点と、プロ入り後最高の投球内容で3勝目。7位LGは先発キム・グァンスが5回に突如崩れ、打線も5安打に抑えられてしまってはどうしようもなかった。なお3年連続盗塁王を狙うLGのイ・デヒョンは8回表盗塁を成功させ、史上初となる3年連続50盗塁を達成した。
(3勝目をあげたカン・ユング。)