ＳＫ ８−２ ハンファ （大田）
（勝）ソン・ウンボム ２勝 （敗）チョン・ミンチョル ２敗
（本塁打） ＳＫ ： パク・チェホン ３号、ナ・ジュファン ３号、パク・キョンワン ３号 ハンファ ： ディアズ ５号
ＳＫは1回表ハンファの先発チョン・ミンチョル(元読売)から4番パク・チョングォンのタイムリー、5番パク・チェホンの3ランで4点を先制した。4回表には7番ナ・ジュファン、9番パク・キョンワンの本塁打で2点を追加し、6−0とリードを広げた。ＳＫの先発ソン・ウンボムは無失点に抑え続け、打線は6回表ハンファの3番手パク・チョンジンから2番パク・チェサンへの押し出しの四球と、代わった4番手の大卒新人パク・ソンホの暴投で2点を追加した。ハンファはその裏3番の新外国人ディアズの内野ゴロの間に1点を返した。
ハンファは9回裏ＳＫの2番手チョン・ウラムからディアズの本塁打で1点を返したが、最後は3番手チェ・ビョンニョンが抑え、ＳＫが3連勝で首位をキープした。ソン・ウンボムは7回を1失点と、相性のいい大田でのハンファ戦では2004年以来4連勝で、エースのキム・グァンヒョンの不調などやりくりの苦しい先発陣の救世主となっている。ハンファはこれで4 連敗で、ベテランの先発チョン・ミンチョルは4回を5失点と期待に応えられず、これで対ハンファ戦5連敗となり、単独最下位に後退した。自慢の打線もわずか4安打に抑えられ、ディアズが2打点と一人気を吐いた。
(3連勝に貢献したＳＫの先発ソン・ウンボム。)
トゥサン ４−５ サムソン （大邱）
（勝）チョン・ヒョヌク １勝 （セーブ）オ・スンファン ３Ｓ （敗）キム・ソヌ ２勝２敗
（本塁打） トゥサン ： キム・ヒョンス ４号、チェ・ジュンソク ５号 サムソン ： シン・ミョンチョル １号
トゥサンは1回表サムソンの先発チャ・ウチャンから3番キム・ヒョンスの本塁打で1点を先制したが、サムソンもその裏トゥサンの先発キム・ソヌから2番シン・ミョンチョルの2ランで逆転した。トゥサンは2回表9番ミン・ビョンホンの犠牲フライで同点としたが、サムソンはその裏シン・ミョンチョルのタイムリーで勝ち越しキム・ソヌをノックアウトすると、代わったトゥサンの2番手チン・ヤゴプから4番チェ・テインのタイムリーで2点を追加した。トゥサンは3回表サムソンの2番手チョ・ジンホから5番チェ・ジュンソクの2試合連続本塁打で1点、4回表サムソンの3番手チ・スンミンから1番イ・ジョンウクのタイムリーで1点を返した。
サムソンは3番手チョン・ヒョヌクが7回表に同点のピンチを迎えたがしのぎ、5回から7回までを無失点に抑えると、クォン・ヒョク、守護神オ・スンファンの継投で1点差を守りきり、トゥサンに2連勝しヒーローズと同率2位となった。普段はセカンドを守っているが、外野手不足でプロ9年目にして初めて外野のセンターでスタメン出場したシン・ミョンチョルが、3安打1本塁打3打点と活躍。先発キム・ソヌが2回持たずノックアウトされたトゥサンは4位に後退。打線では最近絶好調のチェ・ジュンソクが3安打1本塁打1打点と活躍。
ロッテ ２−６ ヒーローズ （ソウル・木洞）
（勝）イ・ヒョンスン ３勝 （セーブ）ファン・ドゥソン ４Ｓ （敗）イ・ヨンフン １勝２敗
この試合は前日18日の14000人の大入り満員に続いて、約11500人と大勢の観客が詰め掛け、普段は観客が少ない木洞野球場は2日連続で野球ファンの熱気に満ち溢れた。ロッテは3回表ヒーローズの先発イ・ヒョンスンから9番パク・キヒョクのタイムリーで1点を先制したが、ヒーローズはその裏ロッテの先発イ・ヨンフンから2番ファン・ジェギュン、3番の新外国人クラーク、5番イ・スンヨンのタイムリーで4−1と逆転した。さらに5回裏4番ブランボー(元オリックス)のタイムリーでイ・ヨンフンをノックアウトし、代わったロッテの3番手イ・ジョンフンから6番カン・ジョンホの犠牲フライで6−1とリードを広げた。
ロッテは6回表4番イ・デホのタイムリーで1点を返したが、その後のチャンスをシン・チョリン、イ・サンヨル、新守護神ファン・ドゥソンに抑えられ、ヒーローズが逆転勝ちし本拠地木洞での連敗を5で止め、同率2位を守った。先発イ・ヒョンスンは7回途中まで2失点と好投し、開幕3連勝と好調を維持している。一方ロッテは先発イ・ヨンフンを5回まで引っ張り6失点し、2009年初の3連勝と勝率5割復帰はならずなかなか上昇気流に乗れない。
キア ９−２ ＬＧ （ソウル・蚕室）
（勝）ヤン・ヒョンジョン ２勝１敗 （敗）イ・ボムジュン ２敗
（本塁打） キア ： チェ・ヒィソプ ４，５号
キアは2回表ＬＧの先発イ・ボムジュンから6番イ・ジェジュ、1番キム・ウォンソプのタイムリーで3点を先制し、3回表4番チェ・ヒィソプの本塁打で1点、5回表2番の高卒新人アン・チホンの犠牲フライで1点を追加した。ＬＧは5回裏キアの先発ヤン・ヒョンジョンから4番チェ・ドンスのタイムリーで2点を返したが、キアは6回表ＬＧの2番手キョン・ホンホ、3番手イ・ジェヨンからキム・ウォンソプ、アン・チホンのタイムリー、3番イ・ヒョンゴンの犠牲フライで3点を追加した。
キアは8回表ＬＧの4番手オ・サンミンからチェ・ヒィソプのこの試合2本目となる本塁打で1点を追加すると、ユ・ドンフン、イム・ジュンヒョクの継投で相手の反撃を断ち、14安打と打線の爆発で快勝し、単独最下位から脱出しＬＧと同率5位に浮上した。5回を2失点に抑えたヤン・ヒョンジョンは、貴重な左の先発として存在感を増している。なお、キム・ウォンソプはあと本塁打が出ればサイクルヒット達成となったが、惜しくも機会を逃したものの4安打3打点、最近絶好調のチェ・ヒィソプも4安打2本塁打2打点と活躍。ＬＧは先発イ・ボムジュンが5回途中5失点で降板し、打線もわずか6安打に抑えられるなどいいところがなかった。
(惜しくもサイクルヒットを逃したキム・ウォンソプ。)
