DAILY KOREAN PRO BASEBALL 2

1982年に発足し、2024年時点で10球団が加盟する韓国野球委員会(KBO)による韓国のプロ野球リーグ(通称KBOリーグ)に関するブログ。レギュラーシーズン、ポストシーズン(韓国シリーズなど)の試合速報や球団別の情報、現役プロ選手が含まれる野球韓国代表が出場する国際大会の情報などもお伝えします。 twitter : @kbodigest

  新外国人選手、門倉健投手(元読売)と契約

 SKは14日、新外国人選手として、日本人の門倉健投手(35)と契約金5万ドル(約500万円)、年俸20万ドル(約2000万円)の合計25万ドル(約2500万円)で契約した。背番号は54に決まった。SKは13日期待はずれに終わったカナダ人のマイク・ジョンソン投手(33、元大阪近鉄)を退団させ、代わりとなる外国人選手を探していた。
 門倉は東北福祉大学卒業後1996年中日に入団し、大阪近鉄、横浜などでプレーし、2006年オフ読売にFA移籍した。しかし2年間でわずか1勝と期待を裏切り、2008年オフに読売を退団した。その後渡米し、メジャーリーグに挑戦しようとシカゴカブスマイナー契約した。キャンプ招待選手として開幕メジャー入りを目指していたが、3月中旬にマイナー降格を通告され、4月2日に解雇されて日本に帰国していた。日本プロ野球13年間の通算成績は302試合に登板、76勝82敗10S、防御率4.36。
 新天地を探していた門倉は14日に韓国へ渡り、SKと契約を結んだ。早ければ週末の18日ごろチームに合流する予定。これで韓国プロ野球に在籍することになった日本人選手は5名となり、SKとしては2006年の塩谷和彦(元オリックス)以来3年ぶり2人目となる。日本出身のキム・ソングン監督や、加藤初投手コーチなど日本人コーチの多いSKは先発投手陣の層がやや薄く、先発としての実績がある門倉には韓国シリーズ3連覇のキーマンとしての期待がかけられている。