ロッテは29日、24日米国メジャーリーグ・セントルイスカージナルスから101ドルで入札されたチェ・ヒャンナム投手(37)の移籍を認めるとKBO(韓国野球委員会)に伝えた。チェ・ヒャンナムは今後カージナルスと年俸7万5000ドル(約670万円)のマイナー契約を結ぶことになり、3月に招待選手としてカージナルス傘下AAA級のマイナーリーグの春季キャンプに参加し、開幕メジャー入りを目指す。
チェ・ヒャンナムは高校卒業後ヘテ(キアの前身)に入団したが素質が開花せず、97年にLGへ移籍すると98年には12勝し、主力投手として活躍した。その後成績を落とし2003年は1軍登板がなく、2004年古巣のキアに復帰したが、あまり活躍できず2005年オフ渡米してメジャーリーグのテストを受け、インディアンスとマイナー契約を結んだ。2006年はインディアンス傘下のAAA級マイナーリーグで8勝したが、メジャーリーグ昇格はならなかった。2007年ロッテに入団し先発で5勝すると、2008年は主にリリーフで37試合に登板し、2勝4敗9S、防御率3.58の成績を残した。韓国でのプロ18年間の通算成績は243試合に登板、51勝65敗15S、防御率4.04。3月で38歳になるチェ・ヒャンナムは、2度目の挑戦で今度こそ念願のメジャーリーグに昇格できるであろうか。