SKは30日、今季先発ローテーションで活躍したケニー・レイボーン(34、元広島)と2009年再契約しないこととし、退団が決まった。
レイボーンは日本プロ野球・広島、台湾プロ野球・La Newを経て2007年SKと契約し、この年17勝を記録しチームの初優勝に貢献した。今季は26試合に登板し、5勝3敗、防御率3.30の成績だった。防御率が示すとおり、投球内容は悪くなかったが、故障もあり毎試合5イニング程度しか投げられず、勝ち星のつかない試合が多かった。成績が振るわなかったことが退団の一因となっているが、コーチ陣に不満を持ちチームとは別行動で移動することが多かったなど、不誠実な面が目立ったとも言われている。SKは至急代わりの外国人選手と契約する予定。またSKは30日正式にレイボーンの保有権を放棄し、他の7球団との交渉が可能となる。2年間で22勝をあげた外国人右腕の今後の動向が注目される。